仙台屈指の鰻屋「うな貴」の予約がとれた!!〜にっぽん鰻旅【第43弾】

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▶ 目次
1.うな貴へのアクセス

2.鰻たっぽりのう巻を食す
3.《極み》という名の極上うなぎ

うな貴へのアクセス

今年3回目の仙台出張。冬が始まり、そろそろ鰻が食べ頃の時期。
牡蛎や牛タンに目もくれないところが、鰻食いの私たる所以です。




お目当ての店がありまして、前回6月の時も予約を入れたんですが、その日の鰻の数量が決まっているとかで断念させられました。
お店の名前は「うな貴(うなき)」さん。
勾当台公園の近くに、ひっそり構える仙台随一の呼び声高い人気店です。
今回も火曜の夜は営業せず、17時でお終いとの話。なんとか16時半に到着することを約束して、1名分の予約をゲットしました。
とりあえず仕事を一旦切り上げて、国分町3丁目に向かいました。

↑この画像は、夜が更けてからのもの。前回、国分町を探索した際に、店の場所を確認したときのもの。
仙台駅からは歩くと30分くらいありそうで、青葉通りや広瀬通りからも10分以上はかかります。
店が多いエリアになく、表通りの裏の駐車場の向こうにある一軒家という趣きで、偶然見つけるのはほぼ不可能感じです。

看板も植物が絡まっちゃって、埋もれてますがな。
明治5年に関東で創業したそうで、約50年前にここ仙台に移ってきたんだとか。
玄関までは、石畳の細い通路を10mほどを通っていきます。やや怪しげな雰囲気。

予約はちゃんと通っていました。ただ閉店の案内もすでに出ていて、客は私だけという状況。
私のためにだけ、お店を開けて待ってくれていました。感謝感謝。

2階の座敷に通されました。

ちゃぶ台であぐらは、膝に堪えます。電話でテーブル席を頼んでおけばよかったと後悔。

日が暮れるとさすがに関東より寒いので、ヒーターが置かれています。

メニューを確認。

江戸時代から続く七輪を使って焼く伝統伎を継承しているそうで、炭は紀州の備長炭を使っています。

すでに電話で、数量限定の極上〈極み〉(税抜5,700円)をお願いしてあります。
仕入れた鰻のうち、厚みのある大きめの鰻を選んだものだと聞いております。


うな重の竹や松の他に、特重・特サンド重・特二段お重が用意されていて、まるですき家のよう。
こんな高級な店で、そこまで食う奴もおらんやろって気がしますけどね。
私が注目したのはこれ。

うな貴 三昧(8,200円)。
蒲焼と白焼きに加え、味噌をかけた蒲焼を3種盛りです。
こちらは単品メニュー。

肝焼をお願いしたら、すでに売り切れで、う巻をお願いしました。
2,000円するので躊躇しましたが、ここはお店の実力を試すための投資です。
ということで、オーダーは鰻重の極みとう巻。ドリンクはアルコールを我慢して、オールフリーに。

鰻たっぷりのう巻を食す

オールフリーで鰻を待ちます。

待つこと20分、う巻の到着。

醤油とワサビも一緒に置かれましたが、女中さんのお薦めでは、味がしっかりついているので、要らないと思いますとのこと。
結構なボリュームです。
卵3個、もしかすると4個使っているかもしれない。
(まぁ2,000円するからね)

卵の分厚さもさることながら、中にしっかり鰻がサンドされています。

鰻の風味がしっかりしていて、かなりジューシーな食感が特徴です。
そして味はかなりの甘め。水分も多めなのでシロップがかかっているかのよう。
おそらく鰻屋で頼んだ卵焼きで一番甘い味だと思います。
さすがに量が多くて、うな重が届くまでに完食できませんでした。


《極み》という名の極上うなぎ

続いて5分ほどして、うな重が運ばれてきました。

重箱の蓋がオレンジ色系って意外と珍しいかも?

これが極上うなぎの〈極み〉。
1尾の鰻が載っています。
端っこに焦げが残り、炭でしっかり焼いた香ばしい鰻であることが、ビジュアルでも判ります。

照りも申し分ない感じ。

〈極み〉というカテゴリーでしたが、そこまで鰻の身の厚みは感じませんね。それに身が細いような…。

箸を入れると、かなり柔らかいです。関東風ということもありますが、簡単に崩れます。

タレは普通に美味いけど、やや薄目な気がします。

ご飯の炊き方が、ちょっとベチョとしていて、硬めが好みの私にはちょっと合いません。
肝吸いが付いてきます。

肝の大きさはぼちぼち。

漬物は少し酸っぱめでした。

総評です。
鰻の旬の冬場なので、正直もう少しふっくらとした身を期待していたので、やや残念でした。
満足度は86点しておきます。
やや硬めのパリッとした鰻が好みの私からすると、ホロホロと崩れる柔らかい鰻は、白身の焼き魚を食べているよう。タレの味はアッサリ系で美味しいです。
蒸し加減なのか、鰻が焼きに較べて弱いのかは、素人の私には判断できませんが、もう少し歯ごたえ?のある鰻が私は好きです。



金沢と同様、牛タンや牡蛎のように誇れる食材がある街は、そこまで鰻に期待してはいけないのかもしれません。知らんけど。

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