• HOME
  • ブログ
  • うなぎ
  • 横須賀・北久里浜に天然温泉の出る鰻屋がありました…「うな萩」〜にっぽん鰻旅【第54弾】

横須賀・北久里浜に天然温泉の出る鰻屋がありました…「うな萩」〜にっぽん鰻旅【第54弾】

《当サイトはアフィリエイト広告を利用しています》


3月中旬に法事で訪れた名古屋から帰ってきて以来、胃痛が続いておりまして、食後にみぞおちのあたりがシクシク痛むんです。
やっと花粉症が収まってきたのにと思いつつ、かかりつけの内科で診察してもらいました。
若い医師の見立ては食べ過ぎによる胃腸炎。腸内バランスが狂っているということで、ビフィズス菌系の薬を処方されました。
胃がんのステージ2あたりを覚悟していた私からしたら、半分安堵したものの、どうもしっくりきません。
そもそも医者の言うことを信用していないんです。
近いうちに他の病院でセカンドオピニオンを聞きにいこうと思いつつ、当分は毎食が〈最後の晩餐〉になるかもと念じ、美食を貫こうと決心しました。(前述のお医者さんからは炭酸と動物性たんぱく質を控えるようアドバイスされたんですけど…)

▶ 目次
1.「うな萩」は待ち時間に温泉につかれる!?
2.《三度蒸し》という調理法

 

 

うな萩は待ち時間に温泉につかれる!?

ということで、通院した翌日の夕食は、いきつけの居酒屋のママさんから紹介されたお店を訪ねます。
なんとそこは、天然温泉が湧き出るという鰻屋。

最初に断っておくと、今は入浴することはできません。
でも数年前までは、鰻が焼けるのを待つ間に風呂に入れたらしんです。
「大矢部温泉」と呼ばれていたって噂です。
今でも温泉の湯を分けてくれています。鰻を食べに来た客じゃなくても汲めるってこと?

そんな太っ腹な鰻屋さんの名は「うな萩」。

場所は横須賀市の大矢部という街にあります。

クルマで向かう場合は、横浜横須賀道路の衣笠ICのすぐ近く。なぜか自動車関係のチェーン店が多いエリアで、オートバックスとイエローハットが隣り合って並んでいたりして不思議です。
駅なら京急の北久里浜駅ですが、歩くと1.5kmくらいでしょうか。

駐車場が18台分あるので、地元の方がクルマで来るお店かも?
もう一つ豆知識を披露すると、うな萩さんは元巨人の山本賢寿投手の実家としても有名なんです。
2003年秋のドラフト6位として指名され、怪我で活躍できなかったそうなんですけど、今は横須賀市会議員をされています。

訪問は木曜の夕方17時。お昼に電話してうな重(松)をお願いしておきました。
店内はこんな感じ。近隣の方が宴会で使えるよう上階にはもっと広い部屋がありそうです。

地下に下る階段です。以前はここから温泉に行けたんでしょう。

あらかじめ電話で注文を済ませてしまったので、メニューは見られませんでした。気になる方はこちらをどうぞ。
宴会向けにコースやセットメニューも豊富です。土地柄、刺身も評判がいいみたいです。

《三度蒸し》という調理法

私の注文はうな重・松(税込4,950円)
先に蒸しておいていただいたため、着席して10分で運ばれてきました。

小ぶりな重箱に鰻が1尾。吸物と漬物がつきます。(プラス220円でご飯を大盛りにしていただいています)

うな萩の蒲焼の最大の特徴は〈三度蒸し〉。
関東風に素焼きしたあと、形が崩れないように三度蒸しするというなかなか珍しい調理法。

そのためか、鰻の身がかなり柔らかいんです。というか…
鰻がホロホロで柔らかすぎないか?

身の厚みもないため、パリっとした香ばしさは皆無。
地下の天然温泉で鰻を泳がせていて、鰻が逆上せたのかと思っちゃいました。
お年寄りに評判がいいのも納得がいきました。まぁ柔らかい鰻が好きな方も一定数いますからね。

噛まずに食べられるようにか、スプーンも用意されていました。
(すき家のつゆだく牛丼じゃないんだから)
タレは甘めです。上品といえばそう言えるかな。
もう一つの特徴は、
ご飯が熱々なこと。

喉を通るたびに胃に熱が伝わるくらいの、炊き立ての白飯でした。おそらくこの高温は過去最高。
かかっているタレも少な目でした。
出汁が濃いめのお吸い物には、鰻の肝は入っていません。

お新香はこんな感じ。

総合満足度は83点としておきます。
関東の鰻は身が小さいという定説もありますが、ここは愛知県一色産の鰻を使っているという話。
概して、横浜と横須賀エリアにはスリムな蒲焼が多い気がしますが、皆さんそういう好みなんでしょうか?
口コミサイトでも「柔らかくて最高!」というレビューもあったので真っ向から否定はしませんが、パリフワの鰻が食べたい私からすると、リピートはちょっとないかなという感想。
フワフワゆるゆるの鰻がお好きな方にはお薦めです。

こんな記事も読まれています。

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。