土日はもはや観光施設? 三崎「魚市場食堂」の日替わり朝定食~三浦半島だより#38

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最近、テレビでもちょくちょく紹介されている《三崎「魚市場食堂」》
かつての築地あたりとは規模が全く違いますが、ビル内にある水産事業者向けの食堂が一般にも開放されています。

三崎漁港の観光施設「うらりマルシェ」の目の前、三浦市三崎水産物地方卸売市場の2階にあります。

1階はなぜか郵便局。上記は無料駐車場になります。
ただし仕事で来られている水産事業者の方も多いため満車のケースが多いです。
そんなときはうらりマルシェの横にある有料駐車場を使います。

駐車場から市場のあるビルを見た画像。
駐車料金は1時間220円。(この食堂の利用者には割引はありません)
上記の看板の下の階段から上がっていきます。

基本的には職員が働いているビルなので、普通に殺風景。

こんな案内を見たらそのまま進みます。

案外、一般の方も歓迎されているのを感じることでしょう。

扉が開いてないため、少し不安になるかもしれませんが、黒板にメニューが書かれているから大丈夫。

そう、朝の時間帯はこんなお得な朝定食があるんです。

食堂の営業時間は意外と長くて、朝6時から昼の14時半(LOは14時)まで開いています。
これが結構、この食堂を語る上でのポイントかも?
というのは、数量限定の《日替わり朝定食》は税込み750円と、作業者向けのリーズナブルな値段ですが、昼の時間帯の一般の客が入る時間帯には、各種の定食も観光地値段に様変わりするんです。

例えば、この日替わり定食。
《市場の日替わり刺し身と焼き魚定食》《市場の日替り地魚フライと刺身定食》は確かに刺身と、フライや焼き魚をダブルで味わえる豪華なメニューですが、値段は税込み1,980円。
《特選海鮮丼》に至っては2,200円となります。
まあ、人生に一度の三浦・三崎旅行で食べるなら、問題ない価格かもしれませんが、別にここで食べなくてもと思います。
ということで、三浦市民である私としては、なんとしても朝時間に訪問したかったわけです。
これが店内。

注文は入って右手のレジカウンターで、先に注文し食券を受け取る仕組み。

出来上がったら順番に呼ばれるので、セルフサービスで取りにいきます。

水やお茶もセルフ。
はい、平日木曜の朝8時半に来店した私は、日替わり朝定食にありつけることになりました。
メニューをもう一度。

ワラサカマの塩焼きとマグロのすき身の定食です。
待つこと3分。受け取ります。

750円ならこんなものでしょう。

ご飯も山盛りで納豆・小鉢・味噌汁付き。
メインはワラサのカマ。

魚に不見識な私はワラサがなにかもよくわかりません。
*ブリ属の魚で、60cm程度のものをワラサ(関東以外ではメジロ)、80cmを超えるものをブリと呼ぶそうです。
脂が乗っているような気もしますが、意外と食べる部分が少なくて、すぐに食べ終わります。

マグロのすき身はこんな感じ。

これはこれで旨いんですけどね。確かにご飯は進みます。

刺し身をいただく感動はないわけで…。(ある意味、SDGsなメニューですね)
基本、おかずがこれだけなので、山盛りのご飯が食べきれません。
結論として、空腹を満たすために訪問するなら、この朝定食で問題はないでしょう。
ただし観光気分で行った場合は、朝の時間帯であっても他の豪華でお高いメニューを注文したほうが賢明です。

*昼間でも注文できる日替わり定食の記事はこちら。~【再訪問】三崎「魚市場食堂」の日替わりフライ定食はどうなんだ?~三浦半島だより#39
この日はカウンターに座ったんですが、窓から見える市場の作業場の景色を見ていたら、ちょっと見学して帰りたくなりました。

↓廊下に出ると見学用の通路が。

見下ろすと

魚が並んでいるものの、9時過ぎのこの時間はセリをやっているわけではないようで。
廊下に、三崎まぐろの説明をしてくれる音声マシーンがありました。

丁度、私が帰る時間に、20名程度の小学生が社会見学中。
せっかくなので、最後にマグロの基本知識をご紹介。
まずは「クロマグロ」から。

最も高級品とされる本マグロはクロマグロの事だったんですね。
次は「メバチマグロ」

漁獲量が最も多いのがメバチマグロです。
次はスマートな体型の「キハダマグロ」

ツナ缶の原料になる「ビンナガマグロ」。

そしてインドマグロとも呼ばれる「ミナミマグロ」

せっかく三浦半島に暮らしているなら、これぐらいは知っておきたいものです。

支払いは現金だけですのでご注意を。

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