にっぽん鰻旅【第10弾】世田谷・経堂〈寿恵川〉〜平成30年最後のご馳走

《当サイトはアフィリエイト広告を利用しています》
【閉店のお知らせ】
残念ながら、2019年1月31日をもって、閉店されたようです。55年間お疲れ様でした。

今年最後の鰻旅は南千住の「尾花」を予定

それがよもやの大失態。
クリスマス3連休の初日。夕方の開店時間(16時)の1時間前に着いていれば大丈夫という読みで家を出たものの、思いの外、時間がかかりました。結局、「尾花」の店前に到着したのは、15:20。

目測で40人近い開店待ちの列。
キャパは50人と書いてあるサイトもあったので、1巡目に間に合えばと小雨の中、待ちました。
*なぜか私がずっと列の最後尾。
開店10分前に、女中さんの一人が行列の人数を数えだし、私の2組前で列を区切り、ここからは2巡目になると残酷な宣告。
「ということは5時頃ですよね?」私の質問。
「注文をお聞きしてから蒸すので、それくらいは覚悟してください」女中さん。
「分かりました、出直します」私は躊躇なく踵を返しました。
(こういうところで私は執念がない)
だって、私が席を確保してからも40分かかるんですよ。食べらえるのは、17:40。
まだ2時間近くあるし、このために朝から何も食べてないんです!!
鰻重の並が5,300円もする高級メニューを食べるのに、外で2時間待たされても暴動を起こさない国民って、何者なんでしょう?
雨に濡れたカラダも冷えてきてるし、遅れて着いた自分が悪いと諦めました。
年が明けたら、あらためて参りましょう。

ということで、鰻のリベンジは鰻で返さなくてはいけません。
翌日(12月23日)、東京タワーで御朱印をいただいた帰り道に、世田谷区内の鰻屋を訪問しました。

小田急線経堂駅前にある「寿恵川」さん

私が通勤でよく使う駅であり、存在は知っていたものの、来店するのは初めてです。


ちゃんと専門店なのが嬉しいです。

商店街だと鰻だけではやっていけないのか、蕎麦屋や寿司屋がついでに鰻をメニューに入れている店も多いものです。
でも鮮度が命の鰻を、そんなぞんざいな扱いで美味しく提供できるわけがありません。


着いたのは、11:50。正午前なので、なんとか席が一つ空いていました。
明るくて、清潔そうな店。入口の脇に焼き場があって、お土産用の鰻もそこで一緒に出しています。
これがメニュー。

うな重の松が4,800円。焼き鳥2本(500円)を注文して、鰻を待つ客が多いとグルメサイトで紹介されていました。
今回は、お昼時で、この後、有馬記念が控えているため、アルコールを摂取することはご法度。
うな重・松をご飯多めでお願いしました。

待つこと約20分。店内の客の他に、3連休でテイクアウトが多いのか、結構、注文が入っていましたが、それほど待たされることなく、鰻が到着。

蓋を開くと、旨そうな鰻1尾がびっしり。

尻尾が重箱の隅で、丸まっています。

関東風の蒸してから焼いた鰻です。口に入れるとふんわりして、柔らかい食感。
タレの甘さもそれほどでもなく、やや味薄めの印象。


ただ惜しむらくは、鰻の厚みが少し足らない。
この時期ならもっとぷっくり肉厚だったら、大満足でした。
そしてこれが、最近学んだ食べ方。山椒を鰻にかけずに、ご飯にかけます。


あの山本益博氏が推奨していたとか、何かで読みました。確かにこれなら鰻の味を邪魔しない。

お新香もなかなか

肝吸い。見ると椎茸が一切れ入っていて、他店と少しだけ風味が違っていました。


肝一切れの他に、うずら卵が1個。

過剰な期待はないものの、良い方に期待が裏切られました。
家から歩いて15分の距離で、このクオリティなら充分、収穫といえる発見です。
総合満足度は100点満点で、84点としておきます。
マイナスポイントは、鰻の厚みと価格です。
名古屋や三島の鰻と比較しても、値段が高すぎる。街中の鰻屋さんであれば、もう5百円ずつ安かったら、OK牧場。
家賃を考えると致し方ないと思いますが、お金を払う側の我々のお財布は全国共通の価値ですからねぇ。

経堂で鰻が食べられるお店がなくなってしまった…。

こんな記事も読まれています。

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。