平成30年最後のご馳走は、世田谷・経堂〈寿恵川〉〜にっぽん鰻旅【第10弾】

今年最後の鰻旅

記念すべき第10弾は、南千住の「尾花」で締めるつもりだったんです。

それがよもやの大失態。
クリスマス3連休の初日。
夕方の開店時間(16時)の1時間前に着いていれば大丈夫という読みで家を出たものの、思いの外、時間がかかりました。
結局、「尾花」の店前に到着したのは、15:20。

目測で40人近い開店待ちの列。
キャパは50人と書いてあるサイトもあったので、1巡目に間に合えばと小雨の中、待ちました。
*なぜか私がずっと列の最後尾。
開店10分前に、女中さんの一人が行列の人数を数えだし、私の2組前で列を区切り、ここからは2巡目になると残酷な宣告。
「ということは5時頃ですよね?」私の質問。
「注文をお聞きしてから蒸すので、それくらいは覚悟してください」女中さん。

「分かりました、出直します」私は躊躇なく踵を返しました。

だって、私が席を確保してからも40分かかるんですよ。
食べらえるのは、17:40。
まだ2時間近くあるし、このために朝から何も食べてないんです!!

鰻重の並が5,300円もする高級メニューを食べるのに、外で2時間待たされても暴動を起こさない国民って、何者なんでしょう?

雨に濡れたカラダも冷えてきてるし、遅れて着いた自分が悪いと諦めました。
年が明けたら、あらためて参りましょう。


ということで、鰻のリベンジは鰻で返さなくてはいけません。
翌日(12月23日)、東京タワーで御朱印をいただいた帰り道に、世田谷区内の鰻屋を訪問しました。

それが小田急線経堂駅前にある「寿恵川」さん。

私が通勤でよく使う駅なので、存在は知っていたのですが、来店するのは初めてです。


ちゃんと専門店なのが嬉しいです。

商店街だと鰻だけではやっていけないのか、蕎麦屋や寿司屋がついでに鰻をメニューに入れている店も多いものです。
でも鮮度が命の鰻を、そんなぞんざいな扱いで美味しく提供できるわけがありません。


着いたのは、11:50。
正午前なので、なんとか席が一つ空いていました。
明るくて、清潔そうな店。
入口の脇に焼き場があって、お土産用の鰻もそこで一緒に出しています。

これがメニュー。

うな重の松が4,800円。

焼き鳥2本(500円)を注文して、鰻を待つ客が多いとグルメサイトで紹介されていました。

今回は、お昼時で、この後、有馬記念が控えているため、アルコールを摂取することはご法度。

うな重・松をご飯多めでお願いしました。

待つこと約20分。
店内の客の他に、3連休でテイクアウトが多いのか、結構、注文が入っていましたが、それほど待たされることなく、鰻が到着。

蓋を開くと、旨そうな鰻1尾がびっしり。

尻尾が重箱の隅で、丸まっています。


関東風の蒸してから焼いた鰻です。
口に入れるとふんわりして、柔らかい食感。
タレの甘さもそれほどでもなく、やや味薄めの印象。


ただ惜しむらくは、鰻の厚みが少し足らない。
この時期ならもっとぷっくり肉厚だったら、大満足でした。

そしてこれが、最近学んだ食べ方。山椒を鰻にかけずに、ご飯にかけます。

あの山本益博氏が推奨していたとか、何かで読みました。
確かにこれなら鰻の味を邪魔しない。

お新香もなかなか

肝吸い。
見ると椎茸が一切れ入っているので、他店と少しだけ風味が違っていました。



肝一切れの他に、うずら卵が1個。

過剰な期待があったわけではなかったので、良い方に期待が裏切られました。
家から歩いて15分の距離で、このクオリティなら充分、収穫といえる発見です。

5点満点で4.2点としておきます。

マイナスポイントは、鰻の厚みと価格です。
名古屋や三島の鰻と比較しても、値段が高すぎる。
街中の鰻屋さんであれば、もう5百円ずつ安かったら、OK牧場。

家賃を考えると致し方ないと思いますが、お金を払う側の我々のお財布は全国共通の価値ですからねぇ。

夜は閉店が早いので、お気をつけください。
日曜も営業しているようです。

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