大阪・堺筋本町の「ツキノワカレー」で大阪スパイスカレーブームを体感!

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▶ 目次
1.大阪は串カツやたこ焼き屋ばかりじゃない

2.堺筋本町の「創作カレー ツキノワ」

大阪は串カツやたこ焼き屋ばかりじゃない

東京の街から大阪に来ると、ラーメン屋の数が明らかに少ないことに気づきます。
「大阪人はうどん好きだからね」と片付ける方が多いのですが、最近はそんな粉モノだけで片付けられる話ではありません。
空前のスパイスカレーブームなんです。
大阪で人気のカレーといえば、「せんば自由軒」のインディアンカレーや「ニューライト」のセイロンライス、「上等カレー」なんかが浮かびます。
生卵を載せた甘みが強いカレー。ココ壱番屋ともインド人が経営するナンで食べるカリーとも一線を画します。
ところが大阪スパイスカレーはそれとも全然違います。
独自に調合したスパイスと出汁を合わせているのが特徴で、ライスを添える和テイスト。
スパイスカレーというジャンルは、スリランカのカレーを源流としていて、欧風カレーのように「ルウ」を使いません。明らかに水っぽく、ライスを添えることを基本としています。ナンで食べることは少ないようです。
ワンプレートで出てくることが多く、2種類以上のカレーを皿に盛るあいがけも定番です。
その元祖は1992年に開業した「カシミール」と云われていて、2010年頃を境に急激に増え、今やスパイスカレー専門店は100店を超えるほど増加しているそうです。
もう一つの特徴は、なんか店の雰囲気がカフェっぽいこと。
夜はバーとして営業しているお店を「間借り営業」しているケースもあるんじゃないかと思います。その証拠に昼間しか営業していないお店が多いんです。
歌舞伎町では、深夜1時まではキャバクラで、それ以降の朝まではゲイバーやホストクラブなどという「二毛作」の営業形態もあったようで、それと似たコストを抑えた手法も使っているのでは。
お洒落なバーのオーナーが副業でカレー屋を営んでいるケースもあるでしょうしねぇ。*私の大阪の知人も最近始めていました。
最近では東京でも、カフェ飯っぽいスパイスカレーのお店が増えてきています。下北沢にできた「旧ヤム邸 シモキタ荘」もそんな口でしょうか。
東京は札幌から派生したスープカレーも一定の勢力がありますので、混在しています。
ということで、大阪出張のランチタイムを使って、大阪スパイスカレーを試してきます。



堺筋本町の「創作カレー ツキノワ」

場所から説明します。

「創作カレー ツキノワ」は電車でいえば、堺筋本町駅が最寄りです。
大阪市中央区役所からは徒歩3分くらい。私が勤務する久太郎町の大阪オフィスからは10分くらいかかりました。


雑居ビルの2階にあります。両隣がインドカレー屋とオムカレーを出す洋食屋に挟まれているのもご愛敬。

こんな看板が出ています。

和風出汁を使った創作系スパイスカレー。
直球ど真ん中です。

店内はこんな感じ。L字型のカウンターで定員8名というところ。
私より明らかに若い30歳代といった男女2名でやられています。
照明を暗くすれば、劇団員が夜な夜な集うジャズバー然といった雰囲気。
メニューです。

チキンカレーとキーマカレーが定番で、800〜900円というのも良心的。
〈今日のカレー〉というのがあるようです。お店のツイッターで、毎日お知らせしていました。この日は〈ポークビンダルー〉。
こちらがドリンクメニュー。

16時までの営業なので、ビールを頼む人もあまりいないのでは…。
私の注文は〈チキンカレー〉の中辛と、トッピングで〈ミニキーマ〉〈うずらスモーク〉。そして〈アイスチャイ〉をセットに。
一人ずつ鍋(フライパン?)にカレーを入れて作っていきますので、10分くらいかかります。
そしてチキンカレーの登場。

盛り付けが平べったいので、意外と写真映えしません(笑)。

ターメリックライスの上に、あまり茶色くも黄色くもないシャビシャビのカレーがかかっています。
店内に入った時にも感じていましたが、結構なスパイスの香り。

茄子を中心に細かく刻まれた野菜がたくさん入っています。チキンは3切れくらい。
トッピングした追いキーマもちゃんと分かります。

第一印象は、あまり辛くない。
中辛なんで当然ですが、これなら辛口や大辛でもいけそうです。
*あとからジワジワきましたけど…。

これがチキン。

そして追いキーマ。
全体にとてもマイルドです。
出汁の効果か、煮込まれた野菜のおかげでしょうか?

ライスはターメリックを選択しましたが、限定で玄米も選べるようです。
私も自作カレーでよくやりますが、インドやスリランカのカレーの本場では概ね白飯なんだと、カレー評論家の一条もんこ女史が言ってました。
うずらスモークは別の小皿で出されます。

あまり頼む意味は感じませんでした。
途中でアイスチャイを出していただきました。

13時半を超えた時間帯で、かつ不便そうな場所に関わらず、絶えずお客さんが入ってくる人気店でした。
激辛カレーとは一線を引いたスパイスカレーは、大阪にちゃんと定着しています。
思った以上に何種類も調合されたスパイスの匂いが強いようで、仕事に戻った後で、オフィスのソファーで休んでいた時に、「誰かカレー食べてきた人がおる」と通りがかった社員に気づかれていました。
私的には味にパンチがなくて……。リピートはどうかなぁ。

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