君は《Superdry 極度乾燥(しなさい)》を知っているか?

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海外の興味深いブランドの話

明けましておめでとうございます。
年末に記事を一気に上げてしまったので、すっかりネタ切れです。
カジノ遠征の記録を中心に、開運ブログとして書き始めたはずが、いよいよ閲覧数1位は「海老名SAのメロンパン」の話になりそうな勢い。世の中まったく、何が求められているか理解不能です。




新年からグチになりましたが、2019年の最初の記事。
《Superdry 極度乾燥(しなさい)》という英国のファッションブランドをご存知でしょうか?

香港の空港や街角で、いろんな国の外国人(特に男性)がこのロゴの入ったTシャツを着ています。日本では殆ど見かけません。
不思議に思い
、会社の同僚で海外ファッション通のS浦君に訊いたところ、教えてくれました。
東京観光で来たイギリス人が、日本で飲んだアサヒビールの〈スーパードライ〉の旨さに感動し、自分たちの服飾ブランドにその名を冠したと…。
Geogleの自動翻訳機能で訳したもんだから、〈極度乾燥しなさい〉なんて変テコな日本語になったというオチ。
2003年に立ち上げたこのブランドは、すでに英国内では約100店舗展開されていて、近年、株式上場したようです。
10年ほど前に、サッカーのデビッド・ベッカムが着用していたことで人気に火がつき、同じジャケットが7万着売れたと言われています。現在は、欧米の他、中近東やアジアを含め40数か国に500店舗を構えているそうです。台湾や香港にも出店されています。

これは香港の尖沙咀にあるお店。言ってみれば、〈ZARA〉や〈UNIQLO〉と同じ扱い。
ではなぜ、日本では目にすることがないのか? どうやら、商標登録の兼ね合いで日本には進出もしないし、通販で発送することさえ控えているそうです。
ただのパクリだからじゃねぇか!!
と斬ってしまえばそれまでなんですが、なぜここまで流行ったのかも気になります。
クールジャパンだけではなさそう。
間違った日本語表記に、秘密があったのではないか?
日本でも、「Bitch」とか「Fucking」なんかの危ない英語が書かれたTシャツを見かけません?
一時、英語が苦手な日本人を馬鹿にする風刺もありました。そこを逆手に取ったのでは…。
これは推測ですが、「間違えたままの日本語でリリースしちゃった」というストーリーも戦略に思えてきます。
我々、日本人からすると「極度乾燥しなさい」ってなんだよ、と必ず突っ込みを入れたくなるお気楽さが笑えますよね。
最初は私も馬鹿にしていたものの、買い足すうちにハマってしまいました。
香港の九龍公園の前にある路面店に、ちょくちょく出かけます。
最初に手に入れたのはこれ。


最初の頃は、タグだけじゃなく、デザイン前面に「極度乾燥しなさい」って入っていたんです。
次はこの2枚。
冬前のセール中で、「1つ買うなら絶対もう1枚買ったほうが得だ」と女性店員に説得され、衝動買い。
でも30%の値引きでも、1枚4千円はしたんですけど…。
Superdryって、案外高いんです。


このTシャツもベッカムが着たため、ある意味、定番となりました。

「大阪」とか「会員証」というワードに、クールな何かを感じるのでしょうか?


「〈会員証な〉って、中途半端な日本語使うな」と一言言いたくなりますよね。
アウターも持っています。

裏地にも意味不明な言葉が。

「極度乾燥MTN.」が気になります。右袖にも「燥」の文字が入ったパーツが貼り付いています。

作りが細かいのが、Superdryの特徴の一つです。


香港の一等地にここまで堂々と店を出されると、もうウケ狙いとかパクリブランドでは片づけられません。
新作が出るたびに、足繁く通うことでしょう。

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