小田急線経堂駅のこだわりの十割蕎麦「しらかめ食堂」〜〈最強の鴨せいろを見極める〉東京そば屋巡り⑦〜

《当サイトはアフィリエイト広告を利用しています》
小田急線経堂駅から続く農大通りを少しだけ入った場所に、十割蕎麦を食べさせてくれるお店を見つけました。
店名は「しらかめ食堂」。

鰻に続き蕎麦屋も不毛の地と思える経堂では有り難いこと。



かなり分かりにくい場所にあるので、まずは道案内から。
駅を背に農大通りを200m程度、奥に進みます。右手に明月館という焼肉屋が見えてきます。

不動産屋がある角を右折。

50mほど進むと三叉路に出くわすはず。

左手の矢印の位置が入口です。

カフェ風の白壁の外観です。扉を開けるとレジの横にこんな貼紙が。

日替わりで蕎麦の産地が変わるんだそうです。今日は栃木県益子のお蕎麦とのこと。
若い男性の店主が厨房を一人で回しているようで、フロアは女性の店員さんが二人。どことなく素人っぽいオペレーションが微笑ましい感じです。
人気店らしく、土曜の16時頃でもほぼ全ての席が先客で埋まっています。運よく空いているテーブルがあり、そこに案内されました。キャパはカウンターを入れて15席くらい。

注文は決まっているものの、念のためメニューを拝見。
これが冷たい蕎麦のお品書き。

鴨せいろは〈鴨汁〉と呼ぶようです。
十割の風味を味わうために、敢えて薬味のネギは用意していないというこだわりが書かれています。
また本わさびはオプションで30円取られます。
温かい蕎麦のメニュー。

〈九条ねぎと刻みきつね〉は人気メニューらしいです。
ネギは用意してないんじゃなかったっけ?

日替わりメニューもあって、この日は〈牡蠣とあおさのつけ蕎麦〉でした。
蕎麦前のメニューも豊富に用意されていました。

そしてドリンクメニュー。

ビールがハートランドの中瓶というのが、若さを感じます。町中華とは違うわけね。
で、私のオーダーはというと、いつも通りの鴨汁の大盛と出し巻き玉子。それから追加で本わさび。
店員さんから時間がかかることを何回も何回も言い聞かされました。そんなにせっかちに映るのかなぁ。
15分程度待って、出し巻きのお出まし。

粗目に挽いた鬼おろしが添えられています。

水分多めの緩い焼き加減。ま、優しいお味ってやつですな。
醤油もなかったので、そのまま食べました。
4切れ食べ終わる頃にタイミングよく、
鴨汁が到着。

蕎麦は十割のぼそぼそ感を残しつつ、手打ちのよさを感じます。

蕎麦の風味はそれほど感じませんでした。
これで大盛です。だいたい10掴みという感じでしょうか。
つけ汁が普通の蕎麦屋とは違い、創作系の風合いを醸し出しています。

つゆは醤油の辛みより、出汁の風味が強い印象。鴨の脂の甘みも混ざっています。

具は鴨肉にネギになめこ。つみれ(鴨だんご)も入っています。

鴨は平肉が3〜4枚。炙った様子はなく、レアなぶん柔らかく、臭みは感じません。
もうちょっと厚みが欲しいところ。

つみれは3切れ。生姜の味が効き過ぎているため、鴨の甘みが消えているような…。
オプションで頼んだ本わさびはどこにあったんだろう? 中に入っていたのかな?
そば湯はちょっとだけとろみのあるタイプです。
評価項目は以下のとおり。
そば     ★★★☆☆
つゆ     ★★☆☆☆
鴨      ★★★☆☆
温度のバランス★★☆☆☆
店舗・接客  ★★★☆☆
コスト感   ★★☆☆☆
鴨せいろの大盛が1,770円だと思うと、ちょっと辛めの評価でしょうか。出し巻玉子が760円もするのは世田谷価格?
蕎麦をもっと冷水で締め、つけ汁が熱々だったら、もっと高評価になったでしょう。
世田谷通りにある「石はら」あたりと較べた場合、まだ試行錯誤の段階かなぁという印象でした。鴨汁だけしか食べていないので、あくまでのも個人的な感想です。
この先も頑張って精進いただくよう応援します。

営業時間:11:30~20:30(売切れ次第終了)
定休日:火曜

こんな記事も読まれています。

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。