
寛政3年創業の芝大門の老舗「更科布屋」〜〈最強の鴨せいろを見極める〉東京そば屋巡り⑥〜
▶ 目次 1.芝大門の蕎麦屋なら更科布屋 2.豊富なメニューが老舗の実力 3.鴨せいろのつゆが辛い? |
芝大門の蕎麦屋なら更科布屋
芝大神宮で強運御守をいただいた帰り、小腹が空いたので、蕎麦をいただきに寄りました。
芝大門の蕎麦屋といえば、やはりここ。
芝大門 更科布屋
すぐ近くに「ゆで太郎」があったのには笑ってしまったのですが、江戸時代から200年以上続く名店です。
蕎麦屋の伝統を後世に残すために、東京の老舗の蕎麦屋が集まった木鉢會にも参画しています。
場所は増上寺に続く大門のすぐ近く。
これが目印です。
浜松町のビル街の中にあるため、外観はやや近代風。
お店の外には、蕎麦へのこだわりが貼られています。わりとアピールがお好きみたい。
サラリーマンの街らしく、お酒のあてとなるメニューも貼ってあります。
「変わりそば」という日替わりのお蕎麦もあるようです。
私の食べるものは決まっているのですが、とにかく入ってみましょう。
豊富なメニューが老舗の実力
店内に入ると、単独の客は中心に置かれた大テーブルに案内されるよう。
土曜の午後1時過ぎですが、比較的混んでいます。2階もあるようで団体さんはそちらに通されています。
いちおうメニューを拝見。
もりそばが600円とは良心的です。更科に替えると800円。
変わり蕎麦は、月替わりでフレーバーがあるようです。
12月は柚子切りと抹茶切り。
十割蕎麦の粉まで表記するとはかなり本格的。
こちらがご飯もの。鍋や会席メニューもあって宴会でも重宝しそう。
酒肴のメニューもしっかりしています。「そば板カナッペ」は一度トライしたいかな?
ドリンクメニュー。日本酒が豊富なのは想像通りなのですが、アイスクリームや〈そば白玉汁粉〉なんていうデザートまで用意されているところが居酒屋っぽいです。
ま、何分見ても、オーダーは鴨せいろと決まっていますので、早速オーダーして待ちます。
鴨せいろのつゆが辛い?
約5分で鴨せいろが運ばれてきました。
こちらはそば大盛り(150円増し)で、1,700円です。
第一印象は、鴨つゆが熱い!!
触るとアチッとなる程度ですから、過去最高の温度かも?
蕎麦は二八蕎麦のようです。かなり色が黒く太め。
追加料金を払えば、更科にも変更可能だったようです。少し後悔。次はそうします。
鴨はこのサイズのものが4切れ。焼き目がついていました。つみれはなし。
臭みやぬめりは感じませんでしたが、少し牛肉のカルビっぽい食感がありました。
最も特徴を感じたのが、つゆの濃さ。
名古屋生まれながら、東京での暮らしが長い私をしても、かなり濃く辛い味。
ネットの口コミなんかを読むと、甘い味が特色と書かれていたのが多かったのですが、鴨せいろは別なのでしょうか?
最近、名古屋や大阪できしめんやうどんを食べる機会が多かったせいか、甘いとは感じませんでした。
絶対にからい。
食後にそば湯を30cc入れたくらいが適正だったような…。
だから不味いということではなく、これが東京の蕎麦屋のつゆの味です。
でも辛い…。
つゆの温度が熱々なのは最上級評価です。これで蕎麦麺がもっと冷たかったら、なお良し。
評価項目は以下のとおり。
そば ★★☆☆☆(二八はちょっとクタッとした印象)
つゆ ★★★☆☆
鴨 ★★☆☆☆
温度のバランス★★★★★
店舗・接客 ★★★☆☆
コスト感 ★★★☆☆
営業時間はこちら。
お客さんの7割が、三色そばを食べていたような気がします。
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