博多ラーメンの人気店「ShinShin」について考える

コンセプトは”博多純情ラーメン”

私が知るかぎり、「ShinShin」は博多・天神周辺で最も行列を見かけるラーメン屋さんです。
祝日の夜11時頃に訪れても、20人近く並んでいたりするのはさすが。

福岡出張の際に泊まるホテルが偶然、天神本店の50mほどの距離にあるため、何が人を集めるのか興味本位で通っています。


その謎を解いていきましょう。
①コンセプトは〈博多純情ラーメン〉。

「食べやすく誰もが飲み干してしまう純情なスープ」が由来だそうです。

*画像は全部のせラーメン(930円)
長浜の屋台で修業した店主の中牟田さんの目指すところはそこにあります。
皆に愛される大衆性がキーワードなのかも。
私が最初に食べた時も、あまり特徴を感じませんでした。でも女性にも食べやすく、安定した味は理解できました。
次の機会に天神に来た時に、ノープランで迷った際も「ならShinShinにしておくか」と結論になりました。間違いがない美味しさとでも言うのでしょう。
けれど、決して癖になる味ではないかと。
②メニューが豊富なのは、屋台譲り?
これだけ行列を作っているのに、居酒屋メニューがあります。
餃子や焼きめしあたりまでは、分かりますが、串焼きや野菜炒め等の一品料理や、390円均一のおつまみまでやっています。「客の回転が悪いだろ」とか「節操がない」と思いがちですが、博多の屋台って、そもそもこんな感じ。
中洲の屋台街でもラーメンだけを食べさせるお店は殆どなくて、焼き鳥や明太子をつまみに酒を飲んで、締めにラーメンを食べて帰るイメージ。
ただ遠慮がちな私としては、店外であんなに客が待っていたら、とてもじゃないけど中でのんびり酒を飲む気にはなりませんけどね…。
③値段が良心的。東京では考えられない安さ。

ベーシックなShinShinラーメンは650円。上の画像のように半炒飯をつけても900円です。(この炒飯も普通に美味しい)替え玉も120円ですから、つまみを頼んで飲んで食っても2,000円でお釣りがきそう。
これは人気が出るでしょうね。
学生さんも観光客もお勘定を気にすることなく、注文できる価格です。

ただ、なんかねぇ〜
思い描いていた九州ラーメンとは、どっかギャップがあるんだよなぁ。
もっとクセのある獣臭いようなスープじゃないと、豚骨ラーメンではないと思えてならないんです。
博多ラーメンがこんなに食べやすくていいのでしょうか?
ごつごつした無骨さを期待してしまう私がいます。
社会人になった30年くらい前、「九州じゃんがらラーメン」(実は九州には店がないという話)や「博多赤のれん」が東京に進出してきて、博多ラーメンを東京に広めていったときも、意外と食べやすいという感想でした。
その後、ラーメン博物館なんかで本格的な豚骨ラーメンが紹介された際には、鼻がひん曲がるような臭さにビックリしたものです。
「地元の人はもっとクセの強いスープで、バリカタの麺を食ってるだろうなぁ」
という幻想が私の中にあります。
たぶん「こんなの食えるか!」と言って席を立つ自分を容易に予想できるのですが、そんな貴重な体験を期待してしまう旅人な私でした。

天神本店は11:00〜翌3:00が営業時間で、日曜日が定休です。

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