「龍華茶樓」~マカオ唯一のワゴンスタイルの飲茶~マカオの微妙なグルメ⑱

《当サイトはアフィリエイト広告を利用しています》

マカオにもセルフ式の飲茶が残っていたというお話

先月ご紹介した香港・上環の「蓮香楼」とよく似た、マカオにもあった昔ながらの飲茶屋さん。
紅街市にある「龍華茶樓」。
オールドスタイルにこだわったアート空間という感じでした。

創業は1962年とのこと。30年前にタイムスリップしたとしても、同じ雰囲気なんでしょうね。



訪問は1月11日。
香港到着が早朝5時で、港珠墺大橋をバスで渡り、マカオ半島に7時前に着いてしまうという快挙に、気を良くした勢いで食べに行きました。


場所は「提督/紅街市」のバス停を降りて、赤い建物(これが市場)を目指せば、すぐに看板が見えてきます。

入口前は小汚い屋台で塞がっていて、ちょっと分かりにくいです。看板が目印


タイル張りの階段も雰囲気よし。

私が一番乗りで他の客も1組だけ。

蒸籠も準備できてなくて、5分ほど待たされました。

まずはお茶は何にするか訊かれます。

お得意の「ポーレイ」と叫び、普洱茶(プーアール茶)をお願いし、待ち時間は店内の撮影タイム。
店主とおぼしき方が、茶器ごと持ってきてくれました。

洗杯は省かれました。他の客はやっていたので、外国人と思われて省いてくれたのでしょうか?

常連の方はここから器を選んで、勝手にお茶を入れていました。
壁を飾るイラストや山水画の掛け軸、宗教画を隈なく見て回ります。






あらゆる絵画がランダムに飾られています。置物も面白かった。

昔はお客さんが鳥かごを持って、食事に来ていたという話です。

窓際の盆栽も風情たっぷり。
点心が用意できたと呼ばれます。
トップバッターなので、蓋を開けなくても、中身が見えていました。


自分で蒸籠を開けて、好きな点心を取っていくセルフなスタイル。
バスに乗り過ぎていて、胃がムカついているせいで、鳥の足系は遠慮。
メニューも一応あるんです。


麺類やご飯物が欲しければ、ここから選んでオーダーすれば持ってきてくれます。

お茶は15HK$、点心は1籠25HK$と書かれています。
まず取ってきたのは肉団子系。


そしてチャーシュー饅と馬拉糕(マーラーカオ)。


以上の4品を選びました。

こちらは柚子の風味を効かせた牛肉の肉団子。香港にもよくあるやつ。ボリュームがあって美味しいです。

これがどこを調べても、品名が分かりません。外側は湯葉っぽくて、中は魚肉ソーセージのような味と固さ。魚のすり身なのでしょうか?


チャーシュー饅も、中の肉が甘くて旨みたっぷり。

馬拉糕(マーラーカオ)はいわば中華風の蒸しパン。
ここんちのは甘さが上品。色が黄色くてフワフワです。香港の有名店「添好運」のより好きかも。
正直、他の点心類は「聖龍酒家」の勝ちかなぁと思います。

でも、味なんか超越したお店の雰囲気が何にも代え難い。
ずっといたくなる心地よさというのでしょうか。これは一種の文化です。

お会計はここでします。120HK$(約1,600円)くらいでした。値段も一律で、お茶も飲み放題。
ホテルでバイキングするくらいなら、朝の散歩がてらここで飲茶しましょ。



最後に紅街市の中も歩いてきました。画像で紹介。


マカオの台所という感じでしょうか? 正直あまり興味なし。だって持ち帰れないし。
龍華茶樓の営業時間は7:00〜14:00



こんな記事も読まれています。

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。