大井町の洋食「ブルドック」のメンチカツとナポリタンは侮れない〜東京の微妙なグルメ#2

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大井町の洋食の老舗の話

最近、オフィスの移転を機に、大井町駅で降りることが増えました。殆ど訪れる機会のない駅だったのですが、結構、お店が豊富で使えることが判明。古いまま残ってる横丁もあり、狭くて密集した飲み屋街もあり興味津々です。


そんな中で、上司から教えてもらったお店が
洋食の老舗「ブルドック」。
いかにも昔から繁盛していそうな人気店です。
*〈ドッグ〉じゃなくて〈ドック〉なんですね。なにか拘りがありそう。

場所はと言えば、大井町駅東口。東小路飲食店街という横丁です。

ここをずっと歩いていくと、目を引く看板に行き当たります。

いやぁ、ディープ。
まるで新宿ゴールデン街です。事実、この裏通りはスナックが連なる小路になっていて、そちらはお化け屋敷の様相です。
歩いていると、水木しげる先生の漫画に出てくる妖怪のような、年嵩のいった女性たちが、次から次へと顔を出しては誘ってきます。
*次回は決死の覚悟で、写真を撮ってきます。
で、洋食屋さん「ブルドック」。
流行ってます。ひっきりなしにお客さんがやってきます。
今回が、私自身は3回目の来店だったのですが、2回目は木曜日でお休みでした。*水曜定休らしいのですが、月に一度は第3木曜も休むそうです。
売りは、昔ながらの洋食メニューと、やっぱり量でしょうか。大井町は、早稲田やお茶の水のように大学生が大勢いる街とは言えませんが、工場が多い京浜地帯の入口です。そんなところが人気の理由なんでしょうか。
夜もひとりで食事に訪れるお客さんが半分くらい。残りの半分は、メンチカツや海老フライでビールを楽しむ2~3人組のサラリーマンという感じ。稀に近所の商店街の方々が宴会をやっています。女性があまりいないのは、カロリーオーバーだからでしょう。
メニューはこんな感じ。




ランチの日替わりセットが870円で、夜のセットが1,120円です。量をご覧になっていただけば、良心的な価格だと気づくでしょう。
単品もそれだけ見れば、まあまあの金額ですが、それはそれはビッグサイズ。

来店は8月3日(金)

8月3日に来店した際は、金曜の夜7時だったため、席が全部埋まっていました。
私たちだけが待ち人だったのですが、5分くらいして、他にも来店客がひっきりなしにやってきて、急遽、2階の座敷を開けてくれました。平日は使わないのかもしれません。


薄暗い日本間です。いかにも普段使っていない様相。料理を上げるための、古めかしいリフトがありました。
まずは生ビールの小サイズをお願いして、メニューと睨めっこ。元同僚と二人組での来店だったのですが、頼みすぎると絶対に食べきれません。
とは言え、色々食べてみたい心理も働きます。
一度、食べてみたかった「ナポリタン・スパゲティー」を最初に決めます。
そしてライスをつけないことにして、単品で「メンチカツ」と「ハンバーグの目玉焼き乗せ」をシェアします。
ポテトサラダなんかも定番ですが、これは前回の反省で無理と判断。

*一応、画像だけ。(前回、撮影です)
5分して、ビールが運ばれてきます。

小サイズで正解でした。中生だったら、それだけで腹が膨らんで料理が入りません。
すぐに、ナポリタンが到着。

粉チーズをたっぷりかけた、昔からあるケチャップ・スパって感じです。底面に卵は敷かれていませんね。
*私は名古屋生まれのため、鉄板で出てくる薄焼き玉子を敷いた喫茶店の鉄板ナポリタンが普通だと思っています。ま、それはそれで。
2階の座敷が暗くて、イマイチ画像のホワイトバランスの調整がうまくいきません。こちらの寄りの画像が、そのパスタのシズル感を直球でお届けできそうです。

一緒に来たKさんは50過ぎの独身オヤジなんですが、完全にお子様味覚のため、すでにご満悦でパクついています。
タバスコとか気の効いたものは、テーブル(ちゃぶ台)に置かれていませんが、そんなものすら必要と感じさせない満足感でした。
3分くらいして、メンチカツとハンバーグが続けて運ばれました。
まずはメンチ。

とにかく豪快。スーパーの惣菜コーナーなんかで売っているメンチカツの、面積にして4倍くらいのサイズ。
横幅で22cm程度の大きさなので、私の掌より大判です。
そのボリュームと相まって、ジューシーでサクッとした旨いメンチカツです。

かかっている中濃ソースも邪魔していません。
そして、ハンバーグが驚愕の姿でお目見えです。

分かりにくいの思うので、角度を変えてもう1カット。

8cm×12cmくらいの小判型のハンバーグが4枚積み重なっています。その上に、目玉焼きが乗っかってます。
高さを出したかったのでしょうが、なぜ積んでいるのかは意味不明。
お初に来店した時に、お客さんのひとりが頼んでいたのを見て、ハンバーグだとは気づかなかったため、今回、来店した際に、「上に積んだ料理は何?」と店員のお姉さんに取材しておきました。


写真撮影が済んだら、適当に取り分けて、二人で食らいつきます。
Kさんは、メンチカツよりこちらがお好みのようで、嬉しそうに頬張っています。
ハンバーグ自体は、結構、特殊な味。ビーフ100%だと思うのですが、ナツメグと思われるスパイスの味がややきつめ。少し硬さのあるハンバーグでした。
何はともあれ、味よりも4段重ねが売りでしょうね。

30分かけて、ふたりで全部片づけました。やはりサラダは頼まなくて正解。
もう動けません。スープか何か口直しする水分が欲しいです。
お勘定は、二人で3,800円でした。満足感高し。

ちなみに前回のオーダー

ちなみに前回、来たときのテーブルはこんな風景。

メンチカツとポテトサラダの他、海老フライチキンカツをオーダーしました。
全部、茶色くて胸焼け気味。

でも、日本男子が大好きな洋食がここにあります。
中途半端な居酒屋で、晩飯代わりに一杯やるなら、ここに来た方が幸せかも?

ごちそうさまでした。
水曜日(及び第3木曜)が定休なのと、夜の9時に閉まってしまうようなのでご注意ください。

日曜も営業されているようです。

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