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横浜中華街の「南粤美食」で本場の煲仔飯(ボウジャイファン)に食らいつく 〜横浜中華街ならこれを食え#1

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横浜・元町に引越して、早いもので半月が過ぎました。横浜に来て、本格的な雨模様は初めてかも。
暇な土曜日になってしまったため、久々にブログをアップします。
家の片付けも概ね終わり料理ができる環境も整ったものの、自然と足が中華街に向いてしまいます。
外食文化が貧弱だった世田谷の前の住居付近に較べると、さすがに格段の差。
ということで、横浜中華街を舞台にした新シリーズを立ち上げます。
その名も【横浜中華街ならこれを食え】。
私の持論では、全ての料理が絶品の飲食店なんて存在するはずがありません。
特に100種類以上の料理をメニューに載せる中華料理屋では、新鮮な素材を揃えておくことすら難しいと言えます。
それに頻繁に作るメニューと、滅多にお呼びがかからないそれでは、コックの経験値が明らかに変わってくるはず。
だから私は初訪問の店では、必ず人気メニューから試します。料理人が自信を持って作る品をまず味わってみる。
それが最善というもの。
500とも600とも云われる横浜中華街の料理店の、これぞという逸品(一品)を見つけたいと思います。
言うなれば〈この店ではこれを食え!〉



記念すべき第一弾は、転居して4日目に入ったお店をご紹介します。
恐れずに言うなら、
現在の横浜中華街でNO.1の行列店かも?
周囲の中華料理店のシェフや経営者も通うと聞く広東料理店。
店名は「南粤美食」。

【ナンエツビショク】と読みます。
店名の「粤」は広東を意味するそうで〈南粵〉は本来、浙江省からベトナム北部の南方民族を指すらしいのですが、最近は広東~香港あたりのエリアを指すそうです。
こちらのお店のオーナーシェフも広東省の中山市出身とのこと。関帝廟前の「茘香尊酒家」で腕を磨き、2016年6月、この地に「南粤美食」をオープン。
場所はローズホテル横浜の向かい、開港道に面しています。

そして何より、このお店を行列必至にしたのは、昨年秋にオンエアした「孤独のグルメ Season8」の第1話に登場したことでしょうか。
その前からも本格的な香港(広東)料理が食べられるとテレビ番組などでも度々紹介されていました。とはいえ、井之頭五郎のパブリシティ効果は絶大。
私も番組を見た後に、何回か店の前を通ったのですが、そのたびに行列の凄さに慄いたものです。

↑ちなみに6月20日㈯の12時頃の様子。最後尾の人は13時には着席できるんですかね?
ドラマの中で取り上げたメニューが香港風の釜飯「煲仔飯(ボウジャイファン)」。
炊き上がるまで20分はかかる煲仔飯をランチで提供しています。行列が進まないのも頷けますよね?
私が満を持して来店したのは、日曜日。
夕方は17時に開くと聞いていたため、そのちょい前に訪ねたところ、幸運にも先客は2組。
この後、30分間に20人以上の客が押しかけてきたのを考えると、怖ろしくラッキーでした。
時節柄、入店時にアルコール洗浄と体温チェックが必須です。
私の順番が来た際に、おでこに非接触体温計を当てても上手く計測できず、軽い騒ぎになりました。熱は全くないと必死でアピールしましたが、店に入れるか軽く押し問答。
最後は入れてくれたのですが、黄シェフの怪訝そうに私を睨みつける視線が痛かった。
(マカオのカジノでも同じことがありました。私の体温は35℃を下回ることが多く、低体温症とも言える体質。それが原因で測れないのではないかと推測します)
そんなこんなでカウンターに通されました。

1階のキャパが10名で、2階は丸テーブルを入れて15名といった感じ。予約も受けているそうですが、その場合はコース料理オンリーと聞きました。
厨房は2名で切り盛りしていました。

個人経営でこれだけ客が来ると混雑時は戦場です。ホールの二人が次から次へと注文を受けるので、大変そうでした。
私も早速オーダーにかかります。
ここの看板メニューは「煲仔飯(ボージャイファン)」を除くと、やっぱりこれ。

シェフの故郷の味「丸鶏の塩蒸し焼き」。
秘伝のタレに漬け込んだ鶏を干してから塩蒸しするんだそうです。
半羽で800円という破格の安さ。私も是非食べてみたい!
と思い、オーダーを入れましたが、この日は売り切れとのこと。まぁ日曜だからしょうがないかぁ。
めげずに香港風釜飯を選びます。

一番上の「腸詰め干し肉貝柱釜飯」を選択。
そして丸鶏の代わりに、孤独のグルメでも紹介されていた「アヒルのパリパリ揚げ(梅ソース)」と青島ビールを注文。
男の店員さんに薦められて「雲吞麺」も追加。

量が少ないから大丈夫って話です。商売上手なこと。
最初にビールが到着。

ほぼ同じタイミングで「アヒルのパリパリ揚げ」が運ばれてきました。

釜飯で20分待たされることを思うと、有り難いことです。

ビールに合うことは間違いないです。

骨ばっかを危惧していましたが、意外と身が多くて食べるところがありました。梅ソースがあっさりしていて食べやすかったです。
食べ終わる頃に「香港海老雲吞麺」が来ました。

まさに香港マカオの味です。

「皇冠小館」や「百福麺家」で食べたのより美味しいかも?
海老もプリッとしていて、麺も細麺のストレートで香港風。

スープも化学調味料の風味を感じない優しい舌触りでした。これは煲仔飯に合うはず。
やがてついに「腸詰め干し肉貝柱釜飯」のお出まし。

広東語で「煲」は鍋、仔は「小」という意味なので、小さな鍋で炊いたご飯という意味。
自分だけの鍋で炊いてくれているというのが嬉しいですねぇ。
1月に香港ブロガーの方を囲む食事会で、銀座の有名店「喜記」の煲仔飯をいただいた際は、大きな土鍋で炊いたのを小皿に取り分けていました。だから、このタイプは初体験です。

↑上記の画像は銀座・喜記の煲仔飯。さすがに具が立派です。
でもやっぱり、釜飯はパーソナル感覚?

よく混ぜ混ぜして食べ始めます。
腸詰めの風味がほのかに滲みこんだ優しい味。

米は日本米じゃなかったような…。ちょっと細長い気がします。やはり中華にはこっちが合う。

大陸系のソーセージって独特の風味。八角かなぁ?
ご馳走様でした。なかなか豪勢な日曜の夕餉でした。
お勘定は4,600円くらいだったでしょうか。
日本ダービーを外した負け犬のくせに贅沢な野郎です。(オークスと安田記念当ててるから許して…。)
雲吞麺の980円が、量とお会計的に余計かなぁ? 美味しかったけど。

営業時間:平日11:30〜15:00、17:00〜23:00、土日祝11:30〜23:00
定休日:不定休

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