鉄板中華で暑気払い!!「青山シャンウェイ本店」で毛沢東スペアリブ~東京の微妙なグルメ#14
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8月第1週の土曜は元同僚のKさんと暑気払いです。
(空前絶後の日米株大暴落の憂さ晴らし)
向かったのは、東京・代々木と北参道駅の中間にある《鉄板中華》で有名な店。
「青山シャンウェイ本店」。
テレ東の〈孤独のグルメ シーズン4〉で紹介された当時は、神宮前にあったのが現在はこちらに移転しています。
北参道ダイヤモンドパレスというビルの1階で、入口はやや狭し。
お向かいは共産党の本部。
ランチ営業もされていますが、土日は予約の電話を入れた方がベターかと。
店内はこんな感じ。テーブル席のキャパは20名強。
奥の厨房の前のカウンターにも4席ありました。
孤独のグルメで観たときの旧店舗では、大きな鉄板をカウンター席で囲んでいましたが、今はそういうコンセプトではなさそうですね。
恐らくランチタイムにはここにサラダバーが並びます。
店舗コンセプトの【鉄板中華】とは、オーナーの佐々木シェフ(原宿の福禄寿飯店出身)が中国の上海の街で、鉄鍋でなく鉄板で調理する料理人を見かけたことが始まり。
そして、こちらのお店の2強メニューはなんといっても
〈毛沢東スペアリブ〉と〈蒸し鶏の葱醤油〉。
殆ど全ての客がこれを食べるために来店していると言っても過言ではないでしょう。
他には、「高山烏龍炒飯」と「黒チャーハン(湖南炒飯)」。
点心では、鉄板で焼いた「特大餃子」と白ゴマと黒ゴマの2種類の「焼売」。
麺なら白・黒・赤が用意された「担々麺」でしょう。
こんなのが一通り食べられる「おまかせメニュー(5,980円~)」もあるようです。
土曜の開店直後に入店した時は客は我々を入れて2組。このあと予約客がバンバン入りすぐ満席となりました。
で、我々が注文したメニューは毛沢東スペアリブ(1本)と蒸し鶏の葱醬油(半羽)、黒チャーハン、特大餃子(2個)、海老と中国野菜の龍井茶炒め(メニュー外)と店員さんに勧められた空心菜炒めの6品。
飲み物は台湾ビールにしました。
開店直後だったことと厨房に人が多いようで、料理がいいテンポで運ばれてきます。
まずは〈蒸し鶏の葱醬油(半羽)〉(1,980円)
10時間蒸したという雛鳥はホロホロで、骨まで食べられるというのが売り。
真っ黒な醤油の色と、たっぷり乗っかったニンニクチップで濃厚な味を想像させるものの、全く逆でした。
タレの風味が凄く優しいんです。これは衝撃。
さらに鶏の旨味がタレによく絡み、まさに絶品。
上の画像で少しだけ見えている細い骨も、本当に歯で噛む砕けるんです。
わりと料理の味にうるさいKさんの箸が止まっていませんでした。
続いてきたのは〈空心菜炒め〉(金額不明)。
生野菜をあまり食べない中国では青菜系炒めが欠かせません。
見た目は油が多めに使われている印象を受けますが、意外とあっさり。塩気だけで味付けしているからでしょうか?
お次は〈特大餃子〉(1個250円)。
長い辺が10cm弱ある焼き餃子です。
ただ皮の中は肉汁で溢れ、餃子というよりは《焼き小籠包》。
ニンニクをあまり感じない優しい風味でした。
主役の〈毛沢東スペアリブ〉(1本1,580円)が到着。
カリッと揚げた国産豚のスペアリブに、唐辛子や干し海老、揚げねぎなどをブレンドしたスパイスをたっぷり振りかけた逸品。
一瞬、フライドガーリックかと思いましたが、味は完全に唐辛子。
単純に言い切るなら、カラムーチョを割ってまぶした感じ。
センターに鎮座した太い骨。
まさかこれも噛み切れると思い、店員さんに訊いてみたら「歯が折れますよ」とのこと。
ただし骨の周りに着いた肉にしゃぶりついてみたら、ここが一番美味しかったような…。
メニューに載ってなかった〈海老と中国野菜の龍井茶炒め〉。これもお値段不明です。(レシート見ろよ)
料理を隠すように覆っているのは、龍井茶のタレを鉄板で炒めて煎餅状にしたものでしょう。
(前述の烏龍炒飯も同じような仕様でした)
具は海老と中国野菜。
プリッとした海老の他、エリンギやアスパラ(ちしゃとう?)、紅心大根など。
香港の天香楼で食べた海老の龍井茶炒めが美味しかった記憶があるため注文してみました。
とろみのあるソースが醤油などにはない独特の風味でまずまず。
〈黒チャーハン〉(1,380円)をオーダーしたのは、ここまで食べきってから。
満腹具合と相談してから注文を入れました。
中国のたまり醤油を使っているため、この色になるんだとか。
(私は黒米なのかと思いこんでおりました)
見た目と違い、それほどパンチのある味ではありません。どっちかといえば甘め?
なのでこれが効いてきます。
そう、毛沢東スペアリブの余った唐辛子スパイス。
皿が下げられる前にちゃんと残しておきました。
これを少しずつ振りかけて食べると、絶好の味変になるんです。是非やってみて。
お会計は、ドリンク4杯を含め、二人で11,320円。
町中華では味わえない独創的なメニューを考えれば、コスパは抜群。
Kさんもご満悦で、最も気に入ったメニューは〈蒸し鶏の葱醬油〉だそうです。
リピート必至の鉄板中華でした。
営業時間/11:30~14:30、17:00~22:00(日曜定休)
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