吉田うどんを侮るなかれ〜富士吉田の超人気店「麺許皆伝」潜入レポート

目次
1.うどんより蕎麦派の私が…

2.平日でも行列必至の人気店に潜入
3.数量限定の特大かき揚げ天を食せ
4.すりだねで味を変えるべし

うどんより蕎麦派の私が…

ウィンドサーフィンをするために、本栖湖や西湖を訪ねはじめて20年近くになります。
山中湖や富士吉田エリアに滞在する機会も多いのですが、名物の〈ほうとう〉と〈吉田うどん〉は敬遠しておりました。
だって、うどんより蕎麦派だもんね。
鴨せいろ行脚を読んでいただけば判るとおり、私は名古屋生まれながら、蕎麦好きです。
東京で暮らしていたら、蕎麦かラーメンを食わなきゃダメだと思っております。店舗数も多く、何より激戦区だからレベルが高い。
では、山梨に来て何を食していたかというと、ほんと何を食べていたのでしょう?
あまり記憶がありません。そういう意味では、山梨のグルメにあまり期待していなかったというか、国道沿いのチェーン店でラーメンやハンバーガーで済ませていたように思います。


長くなってきたので、本題に戻ります。
今回、山中湖村へのふるさと納税の返礼品の宿泊クーポンを消化せねばならなかったため、夏休みを兼ねて出かけたところ、とんだ雨模様にウィンドサーフィンを中止して、山梨グルメを堪能しようと調査を開始しました。
鰻は乏しい地域だし、やっぱり富士宮まで移動して、焼きそば?
それは静岡グルメだろ!!
となっちゃうので、吉田うどんの名店を半ば渋々探しました。
私のリサーチでは3店舗が有力。
「みうらうどん」と「美也樹」と「麺許皆伝」。
訪問は平日の月曜日ですが、これらは超がつく行列店なので、駐車場を含め、キャパのありそうなお店を探します。
選んだのは「麺許皆伝」さん。

午前11時に開店のお店ですが、連日オープン前に20人以上並んでいるという噂。
コロナ禍でどんな状況か判りませんが、10:45頃に上吉田のお店へ訪問です。

平日でも行列必至の人気店に潜入

場所は、山中湖側から向かうとすれば、国道138号を右折して、少し入った昭和通りと137号線の狭間の道沿い。

目印です。
こんな看板、富士吉田を走れば五万と並んでいるので、巻末の地図をご参照ください。
駐車場のキャパは20台くらいでしょうか。私が着いた際にはすでに正面の駐車場の空きはあと3台分というところでした。
店の左横にも数台分の駐車スペースがありました。

クルマのナンバーを見ると山梨県の方が殆どで、県外は相模が2台と横浜ナンバーの私だけでした。

店前のノートに、名前と人数を書いて順番待ちします。
私は8番目で13人目というところ。
11時ジャストに女性店員の方が出てきて、呼び出され店内へ通されます。
席も来店順で決まっているようです。

一人の客はカウンターに座らされるのですが、私の順番には埋まっていたため、テーブル席(ちゃぶ台ですけど)にご案内いただきました。最大のキャパは50名程度でしょうか。
*ソーシャルディスタンスで無謀な相席はさせないようです。有り難い。

芸能人もたくさん来店しているらしく、店の壁にはサインがいっぱい。

いつも思うんですけど、サインを書いてあげれば無料にしてくれるのかなぁ?
そうじゃなきゃ俺は書かん。人気商売だから断れないのも判るけど、あまり得しないような。

数量限定の特大かき揚げ天を食せ

メニューは温かいうどんと冷たいのに分かれています。


私の注文は温かい〈欲ばりうどん〉(600円)の一択。
それに数量限定の特大かき揚げ天(100円)をトッピング。
オーダーシートに自分で記入するようです。

香港やマカオの飲茶屋のようにチェックを入れるだけならいいのですが、白紙はハードルが高い。
「欲ばり(温)」で通じましたけど、柔らかめとか硬めとか希望する場合はどうすりゃいいんでしょう。
5分後にうどんとかき揚げのコンビが運ばれてきました。

画像では判り難いかもしれませんが、結構なボリューム。
かき揚げ天だけでも、この大きさ。うどんの丼と同じサイズです。

これ全部で700円ですからね。
かき揚げのトッピングだって100円ポッキリ。
前日に三島の「桜家」で鰻を食べてきているのですが、向こうはお酒込みで7千円超。

なんだこの落差は…。
では、うどんの実食です。

欲ばりうどんの具は、肉・ちく天・ワカメ・キツネです。

吉田うどんの場合、馬肉をのっけるお店が結構あるのですが、こちらは牛肉でした。

かなり大きめのちくわの天ぷら。このお店(この地域)では〈ちく天〉と呼ぶみたいです。

わかめ。いい脇役です。

キツネのお揚げ。

スープは醤油と味噌のブレンドで、出汁も煮干しとカツオのミックスと聞いておりますが、揚げにもよく沁みていて、なんか日清どん兵衛を思い出しました。

キャベツはデフォルトのようです。
やっぱり吉田うどんといえばキャベツが基本。
シャキシャキとクタクタの中間ぐらいの食感がなんとも言えません。

こちらがうどんの麺。
太いには太いのですが、そこまで硬くありません。
これが「麺許皆伝」さんの特徴のようです。
名古屋の味噌煮込みうどんとまではいきませんが、私が以前食べた数店舗の吉田うどん店では、もっとコシの強い個性的な麺だった記憶があります。
吉田うどんの特徴は残しながら、とてもバランスに良い麺類です。

かき揚げ天も冷めないうちにいただきます。

あまりのビッグサイズで、食べ方が難しい。
箸で割れないほど硬く揚げられているため、仕方がないので素手で掴んで6分割してスープに沈めました。

特大かき揚げは人気のトッピングらしく、数量限定で売り切れ必至です。午前中来店の特権かもしれません。
少しずつつゆに浸して、柔らかくなるのを楽しむ食べ方がお薦め。

すりだねで味を変えるべし

どちらかというと薄味で、懐かしい味のうどんですが、卓上に置かれた〈すりだね〉を加えることで、味が激変します。

あまり聞かない名前ですが、富士吉田のうどんやほうとうには欠かせないものだとか。
お店独自のレシピで、赤唐辛子をベースにゴマや山椒を加え油で炒めた調味料。

いい感じに味が変化します。
博多ラーメンの高菜とか、マカオでいただく蝦子撈麺についてくる特製ラー油を思わせる上等なスパイスという印象。

辛過ぎず、ゴマの風味が効いていて、まさにいい塩梅。
非常に満足度の高い昼食となりました。
これは並ぶなぁ。
鰻の10分の1のコストで、ここまで充実感があるとは驚きでした。
見ていると、皆15分もかかららずに食べ終わるので、回転が早く、10人くらい並んでいてもそんなに待たずに入れそう。
地元では“めんかい”の略称で親しまれるという「麺許皆伝」さんでした。
また来よう。
営業時間/11:00〜14:00(日曜定休)

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