カフェ・ベラヴィスタ(薈景閣咖啡室)で勝者の朝食《マカオの微妙なグルメ⑭》

「マカオの微妙なグルメ」も14回目を迎えましたが、今回はちょっと趣向を変えて、歴史のあるお店を紹介します。

その名もカフェ・ベラヴィスタ(薈景閣咖啡室)。

グランド・ラパ(金麗華酒店)の2階にあります。サンズ・マカオのすぐ隣り。
数年前までは「マンダリン・オリエンタルホテル」という名前の格調高いホテルでした。
今も面影はそのまんま。


さらに言えば、店名のベラヴィスタは、かつて南灣地区の山の上の小さな宿「ベラ・ヴィスタ・ホテル」が由来。
沢木耕太郎の「深夜特急」第1巻で主人公が宿泊したホテルは、ここだったのではないかと言われています。

マンダリングループがそこを買い取って、マカオ返還の際まで経営していましたが、返還に伴いホテルは廃業。
旧ベラ・ヴィスタ・ホテルは、現在はポルトガル大使公邸だそうです。



フェリーターミナル近くにマンダリン・オリエンタルホテルを建て、その2階にベラ・ヴィスタ・ホテル時代を再現した24時間オープンのカフェを開きました。

往時の雰囲気をそのままに受け継いだコロニアルスタイルのインテリア。

私が最初に訪れたのも、この時期でした。
今は、マンダリン・オリエンタルは再度、南灣湖沿いに移設され、この地は「グランド・ラパ」と名を変えて、営業しています。
そして、カフェは同じ場所に残ったというわけ。


スタッフのホスピタリティも素晴らしい、良いホテルなのですが、入口の雰囲気だけは、なぜか残念です。
なんとも写真映えしない外観…。

最初に訪れた時は、お粥や飲茶などの中華料理以外の朝食が食べたいと思い、半ば迷いこんだようにしてたどり着いたカフェでした。
だから今でも、息をつきたくなると、ここに来てしまいます。

とは言え、朝食ブッフェは198HK$…。

さらにサービス料が10%乗ります。(ランチブッフェは298HK$という話)
日本円で3,000円と、朝飯にしてはなかなか値段が張るため、帰国日の朝、しかも、カジノで勝っているとき限定での訪問となることが多いです。

では、入口からご案内。
優雅な階段を上りきった2階の右手奥にあります。

店内はこんな雰囲気。

なかなかこの窓際には、座らせてもらえません。


外は、緑豊かな庭、というより森。

朝食のブッフェの風景です。
メニューは、パンを中心とした洋食が多く、お粥や麺のコーナーが端っこにあります。


麺を頼む時は、ここでオーダー。
米粉麺や卵麺など麺の種類を選び、野菜や練物など添える具を決めて、湯がいてもらいます。
これ以外に、オムレツもカスタムできます。
*「アムレ」以外の広東語が通じたことがないので、スクランブルエッグや目玉焼きは食べたことがありません。

そして、私がセッティングする朝食は、だいたいこんな様子。

帰国日はフェリー移動の関係で、ランチを食べないこともあるので、山盛りの朝飯になります。

パンが旨いんです。

ブッフェ以外の人気メニューは、ポルトガルを代表するスイーツ「セラデューラ」。

カスタードクリームの上に、細かく砕いたクッキーを交互に重ねたポルトガル発のデザート。
甘さ控えめで、上品な味わいが、ベラヴィスタのセラデューラの特徴で、このお店のがマカオで最も美味しいと評する方も大勢いるようです。
私も何軒かのポルトガル料理店のデザートでいただきましたが、同意見。
他の店のセラデューラとは、全くの別物とお考えください。

実は2017年11月まで改築のため、半年くらい休業されていました。
もしや無くなってしまうのかと、気をもんでいましたが、晴れて11月6日に再オープン。

勇んで訪問ったら、なんと、初日の最初の客として迎え入れらました。
縁があるなぁ、

まだ11時。昼食前だったので、セラデューラを注文。
わざわざマネージャーらしき中華系の男性が挨拶に来られ、オーダーを取っていきます。
是非、ダブルサイズのセラデューラを食べていただきたいとのことで、承諾したら、来たのがこれ。

麦わら帽子かよ!!

ほんとに直径は20cmを超えていました。
皿の径は35cmというところ。
美味しいかどうか、何度も聞きにくるので、仕方なく完食しましたが、その日はついに何も食べることができなくなりました。

また、ここはアフリカン・チキンも有名です。

ソースが多めでないところは好みなんですが、味がどうにもハッキリしていない気がします。
付け合わせは、他店よりも気が利いていました。
その点が、このお店らしいと言えばらしい。

私のダンディーな雰囲気にお似合い?の、ホテル&カフェです。

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