横浜の隠れた名物「バンメン」ってなんだ? in「奇珍楼」〜横浜の微妙なグルメ#16

《当サイトはアフィリエイト広告を利用しています》

横浜の中心街の中華屋でたまに見かける謎の麺

横浜名物のラーメンといえば〈サンマー麺〉が有名(県外では知られてないけど)で、それよっかもっとマイナーな中華屋メニューの謎のラーメンがあります。
それが〈バンメン〉。
漢字で書くと、【拌麺】もしくは【辦麺】と書きます。歴史的背景はかなりミステリアス。
とろみもあり広東系の料理っぽいことは確かなものの、中華街ではあまり見かけず、横浜市の中区や西区あたりの町中華のメニューにラインアップされていることが多いです。


この謎の麺を少し探求してみます。
*ちなみにサンマー麵の元祖と云われる「聘珍楼」の記事はこちら。~横浜の名物麺の元祖はここ。念願の「聘珍楼」の〈サンマー麺〉〜横浜中華街ならこれを食え#41

麦田町の「奇珍」で試してみた

潜入したのは麦田町の「奇珍楼」さん。

(正式には「楼」がつくらしいです。常連たちが「奇珍」と省略して呼ぶうちに、どっちでもよくなってしまったという噂。そんなことってあるのか?)

元町商店街から本牧に抜ける本牧通りのトンネルの先にあります。

JR石川町駅からは徒歩15分くらい。
2週間くらい仕込んで極太のタケノコをのせた竹の子そばが食べ6られるお店。
*過去の記事はこちら。

横浜で百年続く町中華「奇珍」の竹の子ラーメンと巻揚を試してみた〜横浜の微妙なグルメ#8


大正7年創業の老舗中の老舗なので、バンメンのルールを探るにはうってつけと云えます。
お昼時は結構混むため、開店直後を待って早めに席を確保。

メニューにもちゃんと「バンメン」が載っています。

焼きそば系と汁そば系の間に掲載されていることに意味はあるのかな?
830円のサンマーメンよりも高い940円という値段も気になります。
単品だと寂しいので、シュウマイ(550円)も注文してしまいました。
開店して2人目だったものの、意外と時間がかかって15分ほど待って2品が到着。

さてと、じっくりバンメンなるものを調べましょう。

まずは皿が薄いのが何よりの特徴です。

長崎の皿うどんとか、中華丼に使う器に近い感じ。

俯瞰で見たところ。
チャンポンに近いスープをイメージしていたのですが、スープの色は醤油系。

レンゲを入れてみた感触ではそこまでとろみを感じません。

麺は、サンマーメンと同じで、白っぽいストレート系の中華麺。

具は海老、イカ、なると、キクラゲ、人参と少量の豚肉が入っていたと思います。



奇珍ならでの、少し甘みの強い中華スープでとても食べ易い味。

残ったスープをみると、とろみをつけるための片栗粉の量が少ないことがわかります。
ネットでバンメンについて調べると、平たい皿で出してくる店があるように、ほぼ海鮮焼きそばに近い粘度(そばを焼かず茹でているので焼きそばではありません)の店もあります。
でも奇珍さんのバンメンは五目海鮮そばに近いイメージ。
ただメニューに五目そばもあって、なんとも悩ましい。
違いはわずかなとろみの違い?
少なくともサンマーメンとの差は、もやしが入っていないことでしょうか。(サンマーメンは野菜と豚肉でとろみをつけた感じ)
おまけにシュウマイのインプレッション。

笑ってしまうくらい、後味が甘いです。何、入れているんだろう?

竹の子そばの時にも書きましたが、
「何を食べても甘い店」という評判は偽りではない
と書き残しておきましょう。

Visited 94 times, 2 visit(s) today

こんな記事も読まれています。

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。