《横浜牛鍋三番勝負》明治28年創業の「荒井屋本店」で文明開化の牛鍋ランチ

《当サイトはアフィリエイト広告を利用しています》

▶ 目次
1.すき焼きと牛鍋の違い

2.荒井屋本店へのアクセス
3.老舗の牛鍋を味わう

すき焼きと牛鍋の違い

日本で本格的に牛肉(等の食肉)を食べ始めたのは、1860年前後だと言われています。
私が暮らすここ横浜では、明治時代から続く老舗の牛鍋屋が、今も繁盛しています。
でも、名古屋以西では、〈牛鍋〉という呼び方もあまり聞きません。
そもそも〈すき焼き〉と牛鍋の違いって何でしょう?
すき焼きは、鉄鍋で肉を砂糖と酒をかけて焼いてから、醤油をかけて煮るのが関西風です。
それに対し、牛鍋は味噌や醤油を使ったたれで煮込んだもの。これが横浜市発祥の鍋料理です。
横浜の居酒屋「伊勢熊」の主人が1862年に初の牛鍋屋を開業したと伝えられています。
その後、明治政府による牛肉奨励策もあり店も増え続けたんだとか。



実は12月末を持ちまして、2年半暮らした横浜から転居することになりました。
残りの1か月を、横浜でまだ訪れていない老舗・名店をできるだけ食べてみたいと思っています。
そこで思いついたのが《牛鍋三番勝負》
現存する牛鍋屋は、関内・伊勢佐木町エリアに3店舗あります。
太田なわのれん、荒井屋本店、じゃのめや。どれも明治から百年以上続く名店。
これらがほんの200mくらいのエリアに密集しているのが、横浜の怖いところ。競いあって腕を磨いてきたんでしょうね。

荒井屋本店へのアクセス

ということで、第1弾は「荒井屋本店

明治28年創業です。「昔風牛鍋」とは凄いキャッチフレーズ。
今回が初めてではなくて、2022年の3月中旬に夜の部で訪問しております。
ただその日の午後に開催された、競馬のドバイワールドカップの予想で、友人との会話に熱中していたため、写真を撮り忘れておりました。
今回は単独での来店のため、ランチタイムに突撃です。
(ここいらのお店は、夜は2名以上でないと予約が取れない場合が多いんです)

お店は伊勢佐木モールと国道16号に挟まれた小路にあります。住所は曙町。
画像では判りにくいですが、このまま50mも進めば、熟女系の風俗が何店舗も並んでいる恥ずかしいエリア。
現にお店の正面は風俗案内所です。

わりと最近、改装されたようで、入口もこざっぱりしています。

ランチタイムは14時半までだったはず。

石畳の通路を抜けて、玄関へ。

時間は平日の13時半。丁度、席が空いたタイミングで、運よくそのまま通されました。
(私が帰る時間には、3組ほど待機していました)

メニュー。

店外の入口に置かれていたランチメニュー。
(おつとめランチって何?)

昼間っから本気で鍋をする気はないので、定食系を探します。
牛鍋定食1,540円お手軽牛鍋2,750円の違いが判らなかったため、着物を着た店員さんに尋ねました。
牛鍋定食はバラ肉で、お手軽はロース肉。肉の量は同じなんだとか。



老舗の牛鍋を味わう

せっかくなので〈お手軽牛鍋〉を発注。
ライスと味噌汁と漬物がセットで付くそうです。

約10分ほどで料理の到着。こちらが全貌です。

お隣りの若い衆は、テーブルにコンロがセットされていたこともあり、私おお手軽牛鍋もコンロ付きかと期待していましたが、鉄の器ではあるもののコンロは無し。

見た目は関東風のすき焼きに近いでしょうか?
割し下で煮る浅草あたりのすき焼きと同じ様子。
牛肉以外の具は、焼き豆腐としらたきと椎茸、ねぎ、春菊。


肉は小ぶりのロースが、概ね7~8切れ。

それほど甘みを感じさせない、醤油が効いた関東風の味付けです。

肉がわりと硬めで、噛み応えがある感じ。さすがに松坂牛あたりとは一線を画します。
でも、やっぱりすき焼きって美味しいですよね。

卵に浸すと白飯とともに、なんぼでも食べられます。
普段から、しゃぶしゃぶよりかはすき焼きを好むので、間違いのない味です。

ご飯はやや硬めの炊きあがりで私好み。

味噌汁の具はしじみでした。
次は次週、伊勢佐木モールにある「じゃのめや」に突撃です。
※味噌味・角切り肉の「太田なわのれん」の予約が、何度電話しても取れません…)

こんな記事も読まれています。

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。