〈タコライス〉って実は沖縄が発祥!? 横須賀どぶ板通りの「TSUNAMI BOX」再訪~三浦半島だより#32

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〈タコライス〉がたまに食べたくなります。
メキシコ料理かアメリカ料理だと思っている方がいるかも?
これは沖縄のベース(基地)が生んだメニューなんです。


発祥は金武町にある「パーラー千里」さん。
米軍の兵隊さんの胃袋を低コストで満たすため、メキシコのタコスに挟む具を、ライスの上に乗っけて出したのが始まりだとか。世に出たのは1984年と意外と最近。以来、キングタコスなどのチェーン店で提供されメジャーになったわけ。
調べていて気づいたのが私はもしかしたら、この「パーラー千里」でタコライスを食べたことがあるかもしれません。1990年代の後半に、沖縄の恩納村へウィンドサーフィンをするために何度も出かけた時期があって、その際に友人たちと一度、金武(きん)町の米軍基地前の食堂でタコライスを注文した記憶があります。
その時代のこの界隈はまだ猥雑としていて、酔った黒人の米兵が日本人の若い女性を連れて、店前の道路をウロウロしていました。クルマに悪戯されないか気が気じゃなくて、タコライスの味なんか覚えていませんが、蛸を具にした料理ではないことは理解したわけです。
(宮古島には〈タコ丼〉と言って、蛸と野菜を玉子でとじた丼ものがあるそうです)



その後、会社が目黒に移転して、山手線の線路の上にかかる橋の脇に、旨いタコライスを出す喫茶店があって、しばしば昼飯で食べたものです。
思い出話が長くなりましたが、今回は横須賀のドブ板通りでタコライスを食べたというお話。
お店は以前にご紹介した「TSUNAMI BOX」さん。

ヨコスカネイビーバーガーで有名です。店前のバットマンが目印。
*前回のTSUNAMI BOXの記事はこちら。横須賀どぶ板通りの「TSUNAMI BOX」で横須賀ネイビーバーガー~三浦半島だより#8

1階だけでなく、2・3階にもテーブルがあるのですが、おひとり様はたいていカウンターに座らされます。
土日はおそらく大変な行列が想像できるものの、平日の昼前後は普通には入れます。(でも基地前のハニービーの方は並んでましたね)
観光で訪れた客なら、たいていはハンバーガーをオーダーするでしょう。

そうでなければ、横須賀海軍カレーかチェリーチーズケーキ。
でも、今日はそこまで食欲がありません。
タコライスって気分でした。

メニュー。デラックスはアボカドとトルティーヤチップスが具に加わっているかと思われます。
私のオーダーはタコライス(M)とアイスコーヒー。これで充分です。

具はタコミートと呼ばれる挽肉(おそらくビーフ)とレタスの千切りとチェダーチーズ。それに生トマトを絡めたサルサソースが載っています。

シンプルでよろしい。

挽肉もパサパサしすぎていなくてOK牧場。

サルサソースも辛すぎず私の好み。

混ぜてぐしゃぐしゃにして、ワシャワシャ食らいつくと、タコライスって旨いんですよねぇ。
ただ、惜しむらくは、ライスがあまり温かくありません。冷ごはんとも思える温度だったのが残念。
また目玉焼きがオプションでもあると嬉しいかも?
やや味が薄かったので、卓上にあったマスタード(おそらくハンバーガー用)を少しかけたら、味が引き締まりました。

日本料理はそうでもないけど、海外のレストランは自分で味付けするのがデフォルトですからね。
タコライスのMは1,090円(税込)でした。
これでアイスコーヒーがセットだとよかったのになぁ。

しっかり別料金で440円取られました。

家に帰って調べていたら、タコライスは自炊でも作れそうな予感がします。そのうちチャレンジしてみます。



最後にうんちくを。
タコライスって、発祥のパーラー千里さんでは当初《タコスライス》という名前だったそうです。
それが店に来る客たちが勝手に縮めて「タコライス」って呼び始めて、通り名になったんだとか。以上。

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