築地で水難祈願〜「波除神社」~御朱印集め開運紀行㉙~

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▶ 目次
1.水難事故連発

2.築地で厄落とし
3.波除神社の御朱印とお守り

水難事故連発

元号が令和になったあたりから、水のトラブルが続いています。
自宅のキッチンの蛇口の水漏れや、買って1年ほどのウォシュレットの故障。ついには先週、水道の元栓が経年劣化のため破裂し、2日間トイレさえ使えない被災に遭う始末。
バケツを使ってトイレを流す際は、8リットル以上の水が必要なことをこの機会に知りました。
これは水難の卦があるに違いない。
そろそろ梅雨明けとともにウィンドサーフィンを再開しようと思っていた矢先でもあり、9月には今年5回目のマカオ遠征が控えています。台風に当たらないとも限りません。
厄払いが必要です。それも水難事故に御利益がある場所を探さねば。
水天宮には3月に行って河童のお守りをいただいています。(そのお守りをクルマの中に置いておいたのが良くなかったのかも?)
ホームゲレンデがある三浦海岸の近くに海南神社というのがありますが、七福神系であまり水回りと関係なさそう。
東京の街は埋め立てて広げている歴史が示すとおり、絶対に水害回避を祈る神社があるはず。
お目当ての神社を、話題の街で発見しました。

築地で厄落とし

場所は築地6丁目。
江戸時代初期、この一帯は海で、江戸城の増築とともに埋め立てを開始したものの、激しい波にさらされて工事が困難を極めたそうです。
そんな人々の苦難を救ったのが、とある稲荷大神。海で見つけたその御神体を社殿を作ってお祀りしたら、ピタリと波風が収まったとか。
今から約350年前、徳川4代将軍家綱の時代です。
その神社の名は「築地 波除(なみよけ)神社」と名付けられました。

訪問は梅雨明けを待つ7月21日。
日曜の朝なので晴海通りも渋滞せず、難なくクルマも駐車できました。

勝鬨橋の手前の交差点に、ちゃんと案内が出ていました。
〈災難を除き、波を乗り切る〉
少しフレーズが軽い気がします。広告屋としては気になるところ。

築地魚河岸の海幸橋棟の目の前になります。

思ったより、小さな神社でした。
築地市場の隆盛を思うと、もっと派手なのかと勝手に想像していました。

提灯がたくさん飾られています。場所がら食品メーカーや飲食店が多いよう。

入口の外側に御由緒が掲示されていました。

元々は水害から救ってくれた御神徳が、今では厄除けや商売繁盛のほうで生かされているようです。
まぁそのほうが参拝客も来ますよね。
鳥居の外側、正面から見るとこんな感じ。

賽銭箱の上の鈴から垂れる3本の縄が印象的。
入って、すぐ左に波除弁財天「お歯黒獅子」が飾られています。

ここには独立した手水舎はなく、獅子の手前の水場でお清めます。見ると小銭を洗っている方も。
その正面は獅子殿。飾られているのは「天井大獅子」。
6月上旬に毎年開催されるつきじ獅子祭で使うものでしょう。

いよいよ本殿に参拝です。

この奥に中央区の文化財に指定された獅子頭が安置されているそうです。

参拝方法は普通に二礼二拍一礼でした。
本社横にあるのは七福殿。

海の七福神と書かれています。なんとも可愛らしい。

本殿の周りには、様々な塚が配置されています。
これは吉野家のもの。1号店が築地にあることで知られています。

弁財天の隣りにあったのは、玉子塚と書かれています。

次はすし塚。さすが築地です。すしざんまいの寄贈ではないみたい。

その横には、海老塚

お次は活魚塚。もうなんのこっちゃ分かりません。

鮟鱇塚? 「あんこうづか」と読むのでしょうか?

なぜか奥の方に、おおきつね様の祠が。稲荷大神の名残りでしょうか?

そして一番奥には、昆布塚。

空いているスペースに次々と増殖していったようです。
千葉の高家神社を思い起こさせますが、包丁塚がありません。
板前さんの本尊ではないのでしょう。




波除神社の御朱印とお守り

御朱印は本殿右横の社務所でいただけます。

波除神社と波除弁財天の2種類があるとご説明いただきました。せっかくなので両方とも書いていただきます。

こちらは波除神社のもの。

そして、波除弁財天です。書いたのは日付だけでした。
初穂料は各300円。
お守りも買っていかねば。



水のトラブルを防ぐなら、お札もいいですねえ。でも飾る神棚がないのでスルー。
そして私がいただいたのは、こちら。


お守りと絵馬。各800円でした。
絵馬は買ったことがなかったのですが、〈海上安全〉と書かれていたのが気になりました。大漁はいいけど…。

神社の周りはひっそりとしています。でも100mも進めば築地場外はいまだに大賑わい。

さっ、鰻食って帰ろ。

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