映画「ビッグ・ウェンズデー」~レコードジャケットのベストデザインを考える⑦番外編~

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映画も候補に入れましょう

「部屋に飾るLPレコードジャケットを考える」をテーマにお送りするこの記事も、最終回となりました。
今回は、番外編。レコードではなく、レーザーディスクを見つけてきてしまいました。
映画ならもっと候補が広がりそう。
オークションを見ても、ほぼ捨て値で売られているようで、500円もあれば選び放題って感じです。

サーフィン映画がいい

スターウォーズ系のSF物や、ジャック・レモンが出ていた頃のビリー・ワイルダーの白黒コメディ映画(「アパートの鍵貸します」とかね)も良さそうな予感。でもって、最初に探したのがサーフィン映画。
まずは「ビッグ・ウェンズデー」。
青春ロードムービーのジャンルでは最も愛する映画。1978年の作品です。

ジャン・マイケル・ビンセントがカッコいい

マット役のジャン・マイケル・ビンセントが超絶いい。
ジェリー・ロペス本人が出演していて、主人公のマットは彼のライディングを見て、もう自分の波乗りの時代が終わったことを感じるシーンを鮮明に覚えています。
当時、キリンシーグラムから発売されていた「NEWS」という廉価なウィスキーのCMに、ビンセントが出演しました。確か、ビルの屋上で、風呂(ジャクジー)に浸かりながら酒を飲んでいたような…。
「三十を過ぎて忘れるための酒をやめた、NEWS」なんていうコピー。

後年、アルコール依存症に悩まされていたのも皮肉な話。
日本テレビで80年代後半に放送されていた「超音速攻撃ヘリ エアーウルフ」にも主演していました。
昔は、クルマや煙草・酒のコマーシャルは、男のダンディズムを擽るような設定やタレントが多かった気がします。今はもう男が消費する時代ではないのでしょうね。
私は高3のとき、藤竜也がラケットボールをした後に煙草を吸っているCMを見て、キャスターを吸い始めました。

閑話休題、DVDだとこんなデザイン。

CDやDVDのサイズだと、なんか直球です。ベトナム戦争に出兵させられる若者の葛藤とか、情緒的な要素が表現されていません。
LDと全然、印象が違いません?

サーフィン映画と言えば、こちらも有名です。Tシャツが売っていたりしますね。

「エンドレス・サマー/終わりなき夏」。
1966年の作品。サーフィンムービーの走りです。内容は覚えていませんが、このビジュアルよく見ますね。


とりあえず、こっちにしておきましょう。
ただこのジャンルは、まだ考慮の余地がありそう。ポスターのイメージと、実際のLDのデザインが全然違う場合もあるため、意外と難しい。
全てのバリエーションがカッコいいわけではない。それが編集の妙でもあります。
時間があるときに、ネットを漁ります。

ということで、長々と「LPジャケットデザイン探訪の旅」にお付き合いいただき、ありがとうございました。
次回は、いよいよ部屋に飾る候補を絞り、どのようにレイアウトしたかを披露したいと思います。
乞う、ご期待。(誰も期待してないか…)

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