油麻地で連日行列のローカル飯~「興記菜館」の香港式土鍋ご飯(煲仔飯)~《香港の微妙なグルメ⑪》
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2024年の香港国際競走観戦後の夕食で訪れたお店をご紹介します。
このブログの読者である競馬ファンお二人を引き連れての香港飯。
この日は寝坊したこともあり、ここまで持参したカロリーメイトブロック2本以外何も口にしていません。
私のお腹もペコペコ。
ずっと食べてみたかった油麻地駅のあのお店に初訪問です。
この街で一大勢力を誇っている「興記菜館」。
名物の《香港式土鍋ご飯》を食べることが目的です。
MTRの油麻地駅C出口を出てすぐの場所にある興記菜館。店前には日曜19時で100人程度の列ができています。
しかしこの一帯の6軒程度がすべて興記の系列店。
だから列は共通のはず。
行列に慄いた同行者のMさんがここで不適切発言を口走りました。
「食事はどこでもいいですよ」
これ私の逆鱗に触れる禁断のセリフなんです。
なんとなくSさんも同調のムード。
私は返す言葉で
「なら私は並んで食べていくので、ここで解散しましょう」
ときっぱり。
旅のいのちはメシでしょう。
どこで食べても安定したクオリティを得られる都市なんて、日本以外には存在しないんです。
ここ香港だって、この時間に楽勝で座れる暇な店に入ったら、どんなクソまずい料理が出てくるか分ったもんじゃありません。
そもそも回転がいいから並んでいてもすぐに入れそうと、道中で説明したでしょうに。
私の語気の強さに驚いた彼らは不承不承私に従うことに。
(どうせノープランなんだから最初からそうしなさい)
そもそも私は香港・マカオあたりのメニュー数がやたらと多い中華料理店を、全く信じていません。
日本でもそうですけど、自慢の一品で勝負している店に好んでいきます。
せっかくなら、
料理人が自信を持って提供している料理が食べたい。
このブログでも店の紹介より、特定のメニューを取り上げている記事が多いのはそれが理由です。
なんでもそこそこ旨い店なんてつまんないんですよ。
列の最後尾についた我々は1分後にはメニューを渡され、5分後には向かいの店の入口寄りのテーブルに案内されました。
私の勘に間違いはないのだ。きっと鬼のオペレーションをしてるはず。
ここ興記菜館では99%の客が香港式釜飯を注文します。(そのはず)
香港名では《煲仔飯》。
ボージャイファンと発音します。
超定番とはいえ、具違いで100種類近いのメニューが載っています。(すみません、並んでいる途中で選んだため、メニューを撮影し損ないました)
お薦めは《タコと鶏肉の釜飯》
調理法は単純で土鍋に入れた白米の上に具をのせて炭火で炊いただけ。
注文が入ってから作るので15分くらいかかるものの、こうように次から次と運ばれてきます。
蓋の上に乱暴に書かれた伝票が載せられ、この状態で給仕されます。あんなに客がいて間違えないんだからさすが。
こちらはMさんが頼んだ豚肉とソーセージの釜飯。(これも私の推奨)
こっちも旨そうです。
そしてこのメニューのキモはタレ。
卓上に置かれたこの甘い香港醤油でカスタマイズするわけ。
土鍋で炊いているからおこげもばっちり。
まさにシンプルだからこそ美味しい料理。
煲仔飯を待つ間、ビールのつまみにしたのが〈牡蛎の卵焼き〉。
日本の卵焼きのようにフワフワというタイプではなかったものの、海鮮の風味が立っていてまずまず美味。
ビールは香港で人気の「ブルーガール」にしておきました。
4人合計で計400HK$(約7,600円)。
観光客向けというより地元の香港人が多かった気がします。
やっぱりローカル飯は面白い。リピート必至。
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