【レース傾向別 馬券購入メソッド】Ver.1

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5月以降、公開してきた予想と馬券購入の成果も20回を超えました。
正直、消せる馬を見つけることには自信があります。
また狙った馬も7割方、好走してくれてはいるのですが、いかんせん馬券的中に至っていないケースも多々あります。
ここまでの検証結果から導き出された、私なりの最適な馬券購入戦術を公開したいと思います。
※当ブログは、競馬予想サイトや馬券攻略法をお教えするサイトではありません。あくまでも競馬ファンの私が購入した馬券を、検証するサイトです。また掲載した事例は、すべて私が的中させているわけではありません。反省と後悔も多分に含まれいることをご了解ください。

ケース別インデックス
A-①:断然1番人気馬の勝つ可能性が高い
A-②:単勝3倍前後だが勝つ可能性は高い
A-③:1番人気馬が勝ちきれないケース
A-④:1番人気馬が2・3着が多いタイプ
A-⑤:人気馬2頭が抜けて強い
A-⑥:人気馬2頭の序列が明確
B-①:2・3番人気に狙えそうな馬がいる
B-②:上位人気が混戦(1番人気は消し)
C-①:本命が中穴でヒモ馬の複勝率高い
C-②:上位人気総崩れの混戦
C-③:狙った穴馬が逃げ馬
C-④:狙った穴馬が差しor追い込み型
C-⑤:10番人気以降の大穴馬を狙う



前提として申し上げておくと、私の1レースあたりの馬券購入資金は3千円〜1万円程度。
年間の馬券の総購入額は50万円前後で、回収率は70〜80%程度です。
*今年は8/8現在、回数率約110%で僅かながら利益がでています。
そして、競馬予想と馬券購入の信条は、
「人気馬を疑うことから、私の予想は始まる」
さらに
「馬柱で前走1着の馬ほど、危険な因子はない」
現代の競馬で《どの条件でも勝ち切れる名馬はほぼ皆無》と考えます。
(敢えて挙げれば、キタサンブラックくらいでしょうか)
バリバリの本命党でないこと(そこまで大穴狙いでもないですが)を前提にお読みください。

まずは出走馬の傾向を、3つのケースに分類します。
【ケースA】突出した人気馬の連対確率が高い
【ケースB】突出した人気馬が着外に消える確率が高い
【ケースC】自分の推奨馬の人気が低い

Aはいわゆる堅軸Bは危険な人気馬Cは注目した馬が穴馬だったとき(当然、AやBとかぶる場合もあります)
次にケース別に、該当馬の予想着順ごとにパターン分けしてみます。

【ケースA】突出した人気馬の連対確率が高い
府中2000m前後で高速馬場のアーモンドアイや、阪神や中山などパワーが必要な馬場のクロノジェネシスなど、誰が見ても1着間違いなしの鉄板レースは確かにあります。単勝2倍を切るような超人気馬。
それとは別に、馬券には必ず絡むけど1着でゴール板を駆け抜けることが稀な馬がいることも事実。
そんな場合にどう馬券を買うのが適切かを検証していきます。
※馬券を買うフォーメーションでA〜Kくらいまで出てきますが、これは出走馬の人気順を表しています。Aは1番人気の馬。Fは6番人気の馬をイメージしてください。

A-①:単勝2倍以内の1番人気馬の勝つ可能性が高い

→馬連5〜6頭流し(ヒモは中穴&大穴)
《買い方》A-E・F・G・H・J・I(@500円×6点)
単勝1倍台の馬から買うケースは、どんな券種を買っても相手に人気馬を絡めると配当は期待薄。3連単でこねくり回しても的中率が下がるは、無駄な馬券は増えるでいいことなし。
ここは頭を切り替えて、相手を5〜10番人気あたりから選びます。
ヒモには本命サイドではなく、中穴馬(単勝10倍前後・馬連20倍前後)~大穴馬(単勝10倍以上・馬連50倍以上)。
この買い方は的中率と回収率のバランスが良いのが特長。
調べてみると、1番人気&10番人気で決着したレースが今年だけで4例(阪急杯、京王杯SC、ヴィクトリアM、レパードS)も見つかりました。
圧倒的な人気馬が伏兵を連れてくるケースって意外と多いので、深く考えずに買うのが得策かも?
※多頭数で11番人気以降は、なぜか急に連対率が低くなるので注意。買うのは自由ですが…。

事例①…6/27の宝塚記念。1着クロノジェネシス(単勝1.8倍)。2着は7番人気の逃げ馬ユニコーンライオン。馬連2,780円。
事例②…5/16のヴィクトリアM。1着グランアレグリア(単勝1.3倍)。2着は10番人気のランプリングアレーで馬連3,620円。
事例③…8/8のレパードS。1着はメイショウムラクモ(単勝2.8倍)。2着は10番人気のスウィープザボード)。馬連5,240円
事例④…2/28の阪急杯。1着はレシステンシア(単勝2.4倍)。2着は10番人気のミッキーブリランテ。馬連5,830円

例えば5〜10番人気への6点流しで@500円でも、最低30倍以上の配当となることも多く、期待値が高いことは確か。(単勝オッズが2倍を超えているのもありますがお許しを。断然人気という意味です)

A-②:単勝3倍前後だが、勝つ可能性は高い

→3連単1着固定(ヒモは3〜8番人気から3頭)〈買い目6点〉
《買い方》A→CEG→CEG(@500円×6点)
この買い方は、GⅠなど実力拮抗のレースではなく、平場の2・3歳戦や条件戦で、1頭が明らかに抜けて強そうな時に有効です。ルメールや福永騎手が操縦性が良さそうな馬に乗って、8Rあたりに悠々と勝ち星を増やしているレースを想起してください。
意外と配当がつくので、@100円でも1万円以上の払い戻しになることも多い効率のいい買い方。

事例…8/8の新潟・千直の「驀進特別」。川田騎手が鞍上のジャスパージャックが単勝2.9倍。高速馬場の小倉での実績がいかにも強そう。もちろん相手は外枠の千直好走経験馬を選びます。⑫→⑭⑮⑰④→⑭⑮④の3連単フォーメーションで、オッズは76〜283倍。内枠の④を切れば6点で済みます。実際は⑫→⑮→⑭で3連単10,570円の高配当。*結果的に⑮は2番人気でした。

A-③:1番人気馬(2倍以内)がこの条件では勝ちきれないと思うケース

→馬単2着固定(ヒモは8頭くらいまで)
《買い方》BDEGJKL→A
2021年日本ダービーのエフフォーリア、翌週の安田記念のグランアレグリアを思い出してください。
騎手や血統、ローテーションなど、潜在能力だけでは勝てないレースがあります。「負けて強し」とか言われるような結果の時。
けれど断然の1番人気馬は好走確率が高く、完全に切ってしまうと的中率が下がります。
少しでも不安があるケースでは、2着固定がリターンの期待できる買い方になります。

事例①…5/23の日本ダービー。エフフォーリア(単勝1.7倍)2着。1着は4番人気のシャフリヤールで馬単3,360円。横山武騎手のダービー未勝利と、ディープ産駒でないことで不安視。馬連だと1,010円。
事例②…5/30の安田記念。グランアレグリア(単勝1.5倍)2着。1着は8番人気のダノンキングリーで馬単12,090円の高配当。グランアレグリアが中2週で不安あり。昨年のアーモンドアイと同じ2着もあり得るはず。やはり惜敗。ちなみに私は馬連と3連単しか買えていませんが…。

→3連単2着固定
《買い方》BCDE→A→BCDEG
考え方は馬単2着固定と同じ。より高配当を求める買い方。

事例…5/30の安田記念。グランアレグリア(単勝1.5倍)2着。1着は8番人気のダノンキングリー、3着はNHKマイルC馬のシュネルマイスター(4番人気)で3連単110,420円。8-1-4番人気で10万馬券になったので非常においしいケース。

→3連複1頭軸流し(ヒモが6頭なら買い目15点、7頭なら買い目21点)
《買い方》AーDEGJKLーDEGJKL
Aー①のバリエーションのような買い方で的中率は高そうですが、購入点数が多いわりにオッズが低い場合もあるので、私はあまり好みません。2・3番人気があまり信頼できない時には効果的な買い方でしょう。

事例…5/23の日本ダービーのエフフォーリア(単勝1.7倍)2着。1着は4番人気のシャフリヤール、3着は皐月賞3着の9番人気ステラヴェローチェで、3連複8,800円。

A-④:1番人気馬が2・3着が多いタイプ

→3連単2・3着固定
《買い方》BCDE→A→BCDEG
               BCDE→BCDEG →A
完全にイメージはカレンブーケドール。ゴール前でソラを使うのか、1着にならないのが個性というか‥。そういう馬っていますよね?3連複1頭軸流しより、高配当が見込めるのが特長。

事例①…6/13の函館スプリントS。1番人気(単勝2.9倍)のカレンモエが大外の16番。好血統ながらここまで【4・3・2・1】で勝ちきれていない。1着に3頭、3着に5頭選んでフォーメーション。結果、逃げた5番人気ビアンフェが勝利。カレンモエは辛くも2着キープ。3連単15,280円を200円的中。※このケースではカレンモエが先行馬だったこともあり、3着固定は買わず、カレンモエを入れない馬連で代用。

→馬単2着固定(ヒモは8頭くらいまで)
《買い方》BDEGJKL→A
3連単との使い分けは、ヒモに入れる馬の人気次第でしょうか。3連単で30倍くらいだと買いたくないし。

事例…8/1のクイーンS。1番人気のマジックキャッスル(単勝2.4倍)は全戦績が【2・5・1・3】でいかにも勝ち味の薄い馬。2・4番人気を除く馬単2着固定の9頭流し。3番人気のテルツェットが1着となり、馬単1,340円を1,200円的中。

A-⑤:人気馬2頭が抜けて強い

→3連複2頭軸流し(ヒモは10番人気までの6〜7頭)
《買い方》A→B→EFGJKL
この2頭で仕方がないというレースが稀にあるのも事実。
1番人気と2番人気から流すような場合は、ヒモは配当の低い3番人気はカットして、10番人気までの馬のうち、期待値が高い馬を選びましょう。少頭数ならヒモ4〜5点買いに。
※11番人気以降の馬を切るのは回収率が上がるから。ただし夏競馬や大雨の中のレースになると、全然人気のない馬が絡む場合もありますので、買い目の拡大or総流しも有効です。(それで何度も痛い目に遭っているので、追記しておきます)

事例①…5/9のNHKマイルC。朝日杯FSの勝ち馬⑧グレナディアガーズとルメールが乗る⑮シュネルマイスターの2頭軸。馬連ではオッズが見込めないので、3連複2頭軸で不人気馬を含む10頭流し。結果的に2着には7番人気ソングラインの激走があり、3連複3,540円を700円的中。
事例②…7/25のアイビスSD。千直王者ライオンボスと快速の3歳牝馬オールアットワンスの外枠2頭が先行力を考えると有力。3着は1枠の14番人気バカラクイーンが内ラチ沿いを走り切って複勝2,200円の大穴。3連複は58,270円の高配当。ヒモを8点に絞ったため取り逃がしたが、総流し(または牝馬総流し)なら獲れた馬券。

A-⑥:人気馬2頭の序列が明確

→3連単5人家族馬券〈買い目6点〉
《買い方》A→B→CDE
     A→CDE→B
芸人のインスタントジョンソンのジャイさんが提唱していたパターン。強い馬の序列がハッキリしているケースでの点数を抑えた買い方。
3連単でヒモを3頭選び、2着にも入れる買い方。2強の狭間に1頭割り込んでくるのを、拾い上げるためでしょう。
※AとBを入れ替えると12通りになります。

事例①…4/11の桜花賞。ソダシとサトノレイナスが人気を分け合う強力な2強。ヒモの3頭はアカイトリノムスメとファインルージュとエリザベスタワー。結果、3着に8番人気のファインルージュが食い込み、3連単10,400円の高配当に。馬連は670円。
事例②…2020年の有馬記念。のクロノジェネシス(単勝2.5倍)とフィエールマン(単勝3.5倍)の2強と読む。そのまま1・2着かと思いきや、ゴール前で11番人気のサラキアが急襲。3連単50,150円の高配当。(私は〈パターンA-1〉で馬連10,330円を400円的中)




【ケースB】突出した人気馬が、着外に消える確率が高い
さすがにクラシックやGⅠでは見かけませんが、ルメール騎手が乗る馬が実力以上に人気を集めているGⅢ重賞があったりしますよね?
他にも、過去の栄光を引き摺っているダービー馬や、勝てなくなったディープ産駒の古馬など。
いかにも掲示板を外しそうな人気馬を見つけたケースに、どう馬券を買ったら儲かるかを検証していきます。

B-①:2・3番人気に狙えそうな馬がいる(1番人気は消し)

→馬連で、2〜3番人気を軸に中穴(4〜8番人気)4頭流し
《買い方》B-DFGJ
危険な人気馬をきれいに消すと、意外な高配当が見えてくることも。ひねらずに素直に馬連で30〜50倍を目指します。

事例…6/13のエプソムC。ルメールが乗る4歳牝馬アルジャンナが単勝3.9倍台ながら1番人気。これは黙って消し。実績と外枠有利な馬場から、牡5歳で7枠のザダル(3番人気で単勝6.8倍)の本命が妥当と読む。案の定、ザダルが勝利。2着はやはり外枠のサトノフラッグ(6番人気)。現4歳馬のレベルの低さを嫌って買えなかったが、馬連6,110円の高配当。アルジャンナは10着に消えた。

→3連複2頭軸流し(ヒモは中・大穴馬)
《買い方》BC→BC→EGHJ
人気馬を消して、先行力や馬場適性の高い2頭を軸にして、穴馬に流す買い方。

*事例を捜索中

→馬連&ワイド各3頭ボックス(買い目6点)
《買い方》B-D、B-F、DーFの馬連とワイド
明確な実力差が判断しにくい2歳・3歳戦などは、前走1着(好走)馬や人気ジョッキーが騎乗することで、過剰な人気を背負う馬もいます。馬場や距離が違えば、前走の敗戦は関係なく、適正の合う馬を選択します。
ただ好走する確証もないので、ワイドも保険として買う。さらに言えば、あまり馬券を買わないことも重要。

事例①…6/20の3歳のダート重賞・ユニコーンS。雨上がりの重馬場で外差しが明らかに優勢。1番人気はやはりルメール騎乗のマイル未経験馬。これも危険な人気馬と判断。先行馬を消して差し馬3頭(3・6・7番人気)の馬連ボックスを選択。結果は無念の1着3着。逃げた14番人気の馬が2着に残った。人気馬を嫌ったなら、馬連とともにワイドもボックスで押さえるべきだった。ワイドは②-⑦で1,450円。
事例②…7/17の函館2歳S。札幌の新馬戦レコード勝ちのボメランチェが1番人気(単勝2.2倍)。馬場特性が微妙に違う函館替わりで消えると読む。9頭立てだったので、2・3番人気を含む4頭ボックスの馬連購入(残り2頭は6・9番人気)。結果はボメランチェが逃げるもマークされ、予想通り7着。3・2番人気の馬で決着。馬連1,730円。*ワイドはオッズが低く購入せず。

→3連単4頭BOX(買い目24点)
《買い方》BCFH→BCFH→BCFH
うまくハマれば、超高配当が見込める購入パターンです。人気馬ばかりを入れないことがコツ。
〈人気馬1頭+中穴3頭〉または〈人気馬2頭+中穴2頭〉が適当かと。
私が今、最も試したい買い方です。

*事例を捜索中

B-②:上位人気馬が混戦(1番人気は消し)

→馬連5頭BOX(買い目10点)
→3連複5頭BOX(買い目10点)
うまくハマれば、超高配当が見込める購入パターン。

事例①…7/4のラジオNIKKEI賞。人気のボーデンとリッケンバッカーを馬場不適正で消す。逃げられるワールドリバイバル(11番人気)とノースブリッジ(7番人気)を買い目に入れ、中山好走実績のあるヴァイスメテオール(4番人気)を入れた馬連5頭ボックスで勝負。結果は逃げ先行馬2頭をヴァイスメテオールが差し切って決着。馬連で11,530円を200円的中。3連複も同じ組合せで買っていれば41,850円の高配当だった。
事例②…7/18の函館記念。2月のダートGⅠを勝ったカフェファラオがルメールを鞍上にまさかの参戦。単勝は4.1倍。諸々の悪条件で消しの判断。函館記念はなぜか2〜4枠の連対が多いレース。また前走に巴賞か目黒記念に出て凡走している馬の好走例が多いというデータが。結果は4枠8番のトーラスジェミニ(2番人気)が勝ち、2着に2枠4番のアイスバブル(14番人気)で決着。3着は外枠のバイオスパーク。馬連の配当はは7,630円。普通に2・3・4枠の6頭から巴賞or目黒記念組を選んで、馬連5頭BOXが正解だったのか?




【ケースC】自分の推奨馬の人気が低い(6番人気以降)
コース適性や枠順、血統などは合うのに、自分が推す馬の人気が低い場合の買い方です。こういう時こそ、買い方が肝。
単勝10倍以上ついていてくれると、回収率が跳ね上がり美味しい馬券になります。

C-①:本命は中穴だが、ヒモの人気馬の複勝率が高い

→馬連&ワイド各3頭BOX(買い目6点)
《買い方》X-ABC *自分の本命は「X」とします。
1~3番人気がすべて馬券圏外になるケースは少なく、自分の穴馬が3着以内に来れば、ほぼ的中する馬券になります。自分の狙った馬が単勝10倍以上なら、まずまずの配当が見込めます。単勝も押さえること。

事例…7/18の中京記念。福永騎手のカテドラル(6番人気/単勝9.5倍)を本命に指名。結果的には、川田のアンドラステが先行し勝利。福永はきっちり外差しして2着。馬連2,330円。カテドラルからロータスランド以外の人気馬に流せば、簡単な馬券だった。ワイドは800円。

→3連複フォーメーション(対抗2頭で買い目5点)
《買い方》X-AB-ABDE(対抗2頭で買い目5点)
本命1頭・対抗2頭・ヒモ3頭(3着候補)のようにレベルが分かれるなら、3連複フォーメーションが点数を減らせて効果的。

事例…7/18の中京記念。小倉開催となり小回り1800mで実施となったため、前売り時に人気だったロータスランドはマイラー臭が強く消せそう。小倉で断然に乗れている福永騎手のカテドラル(6番人気/単勝9.5倍)を本命に指名。結果的には1番人気のアンドラステが先行し勝利。福永はきっちり外差しして2着。3着も差し馬のクラヴェル(5番人気52kg)が入った。3連複5,020円。カテドラルーアンドラステとボッケリーニ(2番人気)を2列目に入れて買えば、すんなり買える馬券だった。ロータスランドは途中から伸びず5着。

C-②:上位人気総崩れの混戦

→穴馬(馬場悪化なら先行馬中心)の馬連&ワイド各5頭BOX(買い目各10点)
極端に馬場が荒れていたり、小回りのコース(福島・小倉・中山・阪神内回り)の場合、先行できる馬が特に有利になることが多い。特に中団待機の差し馬が人気の場合は、勝つのはかなり厳しくなります。
そんなケースはまさにカオス。重馬場適正と逃げ先行実績を優先させ、馬を選びたいところ。
5頭中、3〜4頭は先行馬でいいと思う。

事例①…7/11の七夕賞。福島巧者の2頭、クレッシェンドラヴとヴァンケドミンゴに人気が集まったが、レース直前に突然の豪雨。2頭はともに差し馬なのが不安。結果は逃げた②ロザムール(7番人気)を2番手の④トーラスジェミニ(2番人気)が差して、馬連4,600円の決着。共に前走、先行していた馬。人気の前記2頭は中団で何もできず14着と12着。ちなみに3着は3枠6番。4着は1枠1番ですべて先行前残りの馬だった。

C-③:狙った穴馬が逃げ馬

→単勝&馬連(オッズ次第で総流しも視野へ)
特に好タイム連発の開催初期の高速馬場では、人気がなくても逃げ馬は買った方がいい。単勝が効果的。

事例①…7/4のCBC賞。馬場状態が良く、レコード勝ち連発の小倉競馬場で実施。九州産馬ヨカヨカが1番人気(3.7倍)となるものの、3歳牝馬では荷が重いと判断して消し。前が止まらない馬場はやはり逃げ馬が有利。1着はハンデ52kgの逃げ馬ファストフォース(8番人気)がレコード勝利。2着も先行した3歳牡馬ピクシーナイトで、結果的には馬連4,190円を的中。ちなみに単勝は1,820円。ヨカヨカは最後にバテて5着まで。
事例②…6/21のマーメイドS。牝馬限定のGⅢで阪神内回りのハンデ戦。3年続けて、斤量50〜51kgの馬が1着になっている。ここは1枠1番でハンデ50kgの逃げ馬・シャムロックヒル(10番人気/単勝20.5倍)を本命に指名。ヒモを絞り過ぎたため外したが、2着は5番人気のクラヴェル。馬連11,930円。1〜5番人気に素直に流すか、軽ハンデ関西馬5頭BOXで容易に獲れる馬券だった。

C-④:狙った穴馬が、差しor追い込み型

→複勝&ワイド(人気馬へ)
《買い方》Xの複勝 & Xー1〜3番人気のワイド馬券
ゴール前で急襲しても届かないケースも多い、差し&追込み型の馬を狙う場合は、複勝かワイドで買うのが効率がいいと考えます。

事例…7/18の函館記念。芝のGⅢ重賞に挑戦してきたダートGⅠ馬・カフェファラオが1番人気で消えたレース。2〜4枠の連対が多い傾向があり、今年もやはり4枠8番のトーラスジェミニ(2番人気)が先行差し切り。そこに追い込んできたのが2枠4番のアイスバブル(14番人気)。同僚Kさんの本命でした。1着とは3馬身差、3着とはハナ差なので、後方から飛んでくる馬はやはり1着付けでは買い難い。アイスバブルの複勝は690円。Kさんは④からワイドを総流し(15点)で買われていました。④-⑧のワイド1,990円。④-⑮のワイドは9,190円。お見事。

C-⑤:10番人気以降の大穴馬を狙う買い方

→3連複1頭固定フォーメーション
《買い方》Xー1〜6番人気ー総流し
穴馬の場合は3連複が最も利益を上げやすいと言われます。
2列目に(1~6人気)としているのはだいたいの目安で、1~6番人気のうちのどれか1頭はおおむね馬券に絡む(1~6番人気のうち1頭でも絡む確率は96.2%)。気持ちとしては本命馬が3着以内に入ればほぼ的中なので、複勝と同じ。それでいて複勝よりも高いリターンが期待できる。ただ点数も多くなってしまうので、的中率と回収率のバランスについて、まだまだ検証が必要です。

事例①…7/18の函館記念で検証してみます。14番人気のアイスバブルを本命として、2番人気のトーラスジェミニが2着。3着は12番人気のバイスパークなので、このパターンで的中となります。3連複は49,740円。16頭立てなので買い目は69点。100円通しで合計6,900円とすると14番人気が軸馬なのでヒモが人気馬同士でもトリガミは免れるでしょうか?
事例②…6/21のマーメイドSでも検証してみます。軸は10番人気のシャムロックヒル(単勝20.5倍)2着は5番人気のクラヴェル、3着は6番人気のシャドウディーヴァで、3連複は51,190円。16頭立てなので買い目は同じ69点。@100円で合計6,900円の投資だとしてもなかなかのリターン。

最後に、私が考える"買ってはいけない馬券”

その1:3連単1頭軸マルチ。絞らないと点数が莫大に多くなる。(ヒモ4頭で60通り、6頭で90通り)
その2:断然の1番人気馬から、上位人気馬への馬連数点流し。回収率悪すぎてトリガミ必至。

この馬券メソッドを考える際に、参考にさせていただいたサイトで、素晴らしい格言を書かれている方がいました。
「人気馬ほど簡単な馬券。人気薄ほど難しい馬券を買え」
いやはや名言。
今後は、この購入パターンに当てはめて、馬券を買ってみたいと思います。
また以前に参加したレースについては、再度、検証結果を追加していく予定です。ゆくゆくは固定ページに掲載して、随時更新しています。

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