韓国カジノの評価表〈ソウル・仁川〉【 勝手に通信簿・前編】

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韓国のカジノを勝手に評価

今回は、久々にソウルのカジノを訪問しました。
昨年7月に、仁川パラダイスシティに初遠征したものの、とうとうソウルには入りませんでした。
ウォーカーヒルは約20年ぶり、セブンラック・ヒルトンへは初お目見えとなりました。


そもそも、韓国内には現在、17ヶ所のカジノが運営されているそうです。(ソウル3、釜山2、仁川1、慶州1、江原道2、済州島7)。
韓国のカジノの歴史は古く、解禁されたのは、1967年。目的は外貨獲得と韓国客誘致。
先見の明がありますなぁ。どこかの国とは大違い。
もともと外国人専用でしたが、2000年には韓国人も利用できる江原ランドがオープンされました。
私について書けば、ソウル周辺を除けば、済州島の3つは体験済み。
ただし済州島については、4年前の来訪となるため、記憶も新しいソウル周辺の3軒を評価します。
評価の前にマカオ篇とは少し項目を変えています。
①混雑具合
②ホスピタリティ
③ゲーム中の飲食のサービス
④客層(これはお店側の問題ではありません)
⑤ツラ目発生頻度(オカルトです)

設備については、極端な差はなく今回は省略し、コメントの中で紹介することとします。※あくまでも採点等は、個人的な感想によるものです。VIPルームは殆ど経験がないことを予めご了解ください。

①セブンラックカジノ・ミレニアムソウルヒルトン


*ミレニアム・ヒルトン・ソウルの「セブンラックカジノ」はホテルの閉館に伴い、2022年12月31日に営業を終了。現在は、龍山のドラゴンシティに移転しています。
〈セブンラックカジノ〉は、韓国観光公社の子会社「グランドコリアレジャー」の経営。そう「公企業」なんです。


よく「韓国カジノのディーラーは公務員」という話を聞くのは、ここから来ているのでしょうか?
1号店は、「ミレニアムソウルヒルトン」ではなく、「江南COEX店」なんだそうです。
2号店として2006年にソウル駅付近にオープンしました。

外国人専用カジノで韓国人は入場できず、我々もパスポートの提示が必須です。*外国に永住権を持つ在外韓国人は入場可。
最大の利点は、その場所。
ソウル駅から徒歩7分という好立地。
明洞や南大門市場からも徒歩圏内です。私が宿泊していた東大門付近からも、タクシーで5,000₩(約500円)という近さ。東京で言えば、築地市場の跡地や、新宿副都心にある感じ。この便利さが半面、大混雑の原因でもあるんです。
基本は1フロアで、テーブルゲーム数は公称50。バカラが34台、ブラックジャック7、ルーレット3、大小2。
まぁ、VIPエリアを含めれば、これくらいの数になるのでしょう。
でも、平場の混み具合は尋常じゃない!!
私が訪れた木曜の午後で言えば、バカラのミニマムは1万₩(約1,000円)で2台、3万₩が1台、5万₩が3~4台、10万₩2台が開帳されていました。
1万₩のテーブルへの群がり方は酷い様相で、2度目に来訪した土曜日の正午頃では、テーブルの様子を覗きこむことも困難なほど。
おまけに食事とか煙草休憩で席を立つ客が、チップを置いたまま席を離れることができ、アクリルのチップカバーを被せられた座席が結構目立ちます。※確かに一度、席を譲ったら、二度と座れないので、ある意味やむを得ないかも。
実際には開帳していないテーブルがいくつもあり、ディーラーが付いていないだけ。雇用調整なのか知りませんが、客がこれだけいるんだから、テーブルを開けろよって感じです。

大小やルーレットも結構な混雑で、ナイトタイムは全く賭けられる状況ではなかったと同僚から報告があがっていました。そのため、50席ほどキャパのあるライブゲームも席がなかなか空きません。
客のメインとなる中国人にあまり人気のないブラックジャックとスロットマシンは、比較的、座れる状況です。
ルーレットは土曜は3つ、木曜午後は2つ開局。

ミニマムは2,500₩(約250円)で、0と00があるアメリカ式です。

入場には会員証の作成が必要です。※噂では、パスポートチェックだけで会員証の作成を拒否することもできるそう。


下のカードは、一緒に貰ったT-moneyカードです。チャージすれば地下鉄やコンビニで使えるICカード。デポジットする必要がないのが有り難い。
空港のセブンラックカウンターに置いてあるクーポンを入口で渡せば、入会特典として、5万₩のテーブルクーポンと1万₩のマシン用のクーポンがもらえます。チップ購入前でも、ルーレットや大小の卓で、賭けたい側に賭けて、当たれば同じ金額のチップをくれるってわけ。
入口でのボディチェックで、肩から下げていたポシェットを取り上げられました。(同僚はボディバッグ)

マカオや仁川も含めて、初めて持ち込みを拒否られました。それも木曜はセーフで、土曜だけの話。納得いきません。
韓国のカジノでいいところは、クレジットカードのショッピング枠でチップを購入しても、手数料の上乗せが無いこと。
ゲーム終了時に同額のチップまたは現金を渡せば、ショッピングをキャンセルしてくれます。ただし、日本円が欲しい場合は、別に両替をしたレシートを残しておく必要があります。少額でもいいので、日本円からウォンに替えた証明書があれば、その為替レートで日本円に戻してくれます。往復で手数料をふんだくられることはありません。
ソフトドリンクはセルフサービス。ブラックコーヒー、お茶、オレンジジュースが紙コップで飲み放題。ウェイトレスは巡回していません。
食事については、入口から見て、右手にあるレストランを利用。会員証を機械に通して、メニューを選ぶだけで注文できるそう。意外と美味しいと評判です。

喫煙室の横にあるスマホ充電スペースが驚きです。5cm四方の剥き出しのラックになっていて、そこからケーブルが3種類生えていて、自分の機種に合うジャックを選びます。でもカギは無し。日本語でも「ビデオカメラで監視中」と看板が出ていますが、なんとも無警戒。
*とはいえ、無防備な私は、1時間ほど利用させていただきました。

入口においてあった入門者用のパンフレット。こういう部分は気が利いています。
ディーラーの構成比は男60:女40。平均年齢は35歳というところ。無表情ですが、マカオに較べれば、愛想はいいかなぁ?
【混雑具合】★★★★★
【ホスピタリティー】★★
【飲食サービス】★★★
【客 層】★(マカオの海立方並み)
【ツラ目発生頻度】★
【総合顧客満足度】★
この混み具合では、リピートはないでしょう。
住所:ソウル特別市 中区 南大門路5街 395 ミレニアムソウルヒルトンホテル 1F。
アクセス:地下鉄1号線ソウル駅下車から8番出口より、徒歩約7分

長くなったので、パラダイスカジノ系列については、韓国カジノの評価表〈ソウル・仁川〉【 勝手に通信簿・後編】に続きます。

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