熱闘! 海外カジノ・マカオ篇#37《帰国間際の逆転劇! ! 香港競馬の負けも消したぞ~》~2023年12月~

4日目:負けては帰れない最後の聖戦

明けて月曜は、マカオに滞在する最終日。
リスボアホテルのチェックアウトは12時がリミットでしたが、11時過ぎには荷物だけ預けてホテルを出ます。
遅めの朝食は飲茶をすることに。
店名は「翠園酒家」。


場所はグランドリスボアからセナド広場側に向かう途中。15時までは飲茶で、夜は火鍋を中心とした本格中華の店。

新しめの店ですが〈洗杯〉の儀式もまだあるようで、Mさんにお作法を伝授。

メニュー兼オーダー用紙に注文する料理をチェックして、店員に渡す形式。






注文した料理は、海老餃子・蟹卵焼売・小籠包・鮮竹巻・春巻・マーラーカウの6品。
鮮竹巻はスープに浸すタイプでなく、とろみのついたタレで食べるもの。
それを除けば至ってスタンダードな飲茶メニューでした。味も上々。
会計は240HK$。陽当たりがよくて、客対応も柔らかいいい店でした。
*「翠園酒家」についての詳しい記事はこちら。マカオの朝食は南湾大馬路の「翠園酒家」へ。優雅に飲茶を愉しむ〜マカオの微妙なグルメ㊾〜
いよいよ最後の聖戦へ。決戦の地はグランドリスボア。

帰国便が夕方となるMさんとともに、4階の緑金層へ向かいます。
バカラは200~500HK$ミニマムのローベットエリア。
月曜朝ながら、テーブルの座席はほぼ埋まっているような混雑ぶり。
Mさんとともに罫線が下に落ちている(同じサイドが続けて勝つ傾向が強いという意味です)300HK$ミニマムのバカラ卓に並んで始めます。
見を交えて、慎重に勝ちを拾っていく展開が続き、私が絞ると高確率で勝てています。今日はかなり好感触。
午後2時前にちょっとした事件が。
バンカー(庄)サイドに張ったMさんが勝ったものの、チップがミニマムの300HK$に達していません。
100HK$のチップが変色していて、500HK$に見えたよう。
私もさらに隣りの中国人客も気になって、Mさんに「大丈夫か?」とゲーム前に質問したものの、彼はちゃんと確認せずそのまま置いたままでした。
発覚後はピットマネージャーもやってきて軽くトラブル。シラーっとしたムードが流れます。
気まずくなったMさんはそのまま退席。帰国の途につきました。
まぁ、ここで引いたのは正解でしょうね。
粗相を引き起こしたプレイヤーのその後は大抵負けますし、彼がいなくなった後も、私にまで周囲の中国人は「お前も帰らないのか?」といった嫌味を投げてきました。雰囲気は最悪。
皆さん、チップは目視でちゃんと確認しましょう。中国人が何か話しかけてきた際も、無視せず耳を傾けたほうが賢明なケースもあります。
そんな逆境を、次に座ったテーブルで跳ね返しました。
ここもミニマムは300。最初は一進一退だったものの、ある韓国人女性が4番の席に座ったところから状況が一変。
そう、人間罫線だったんです。
この韓国女、自分でカードをめくりたいのか、どんなツラ目の流れでも必ず逆張りしています。
そして連戦連敗。
たいがい500HK$チップを1枚置いて、私が見ていた中でも8連敗してました。
面白いのは、稀に私が張っているサイドに、チップを合わせてくるケースがあったのですが、彼女のほうがベット額が多いため、カードを絞るのは彼女の役目。そんな場合の私はさっとチップを引いてしまいます。
そうすると、見事に絵札2枚を引いてくるわけ。まさに負の女神。
こうなったら奴が張るのを待って逆張りしちゃえば、何も考えずにチップが増えていく状況。
5,000HK$のチップが8,200HK$に増えるまで、1時間とかかりませんでした。
3,200HK$勝ちで、15時半に撤収
一昨日の1,500HK$の負けを差し引いて、1,700HK$の勝利。
日本円で約31,400円浮きました。競馬の負債も楽勝で消えました。
あっさり勝ち逃げを決めます。
これでマカオ通算は23勝14敗1分け。
コロナ後からの連敗を2で止めました。
気を良くして、軽いランチに向かいます。
十月初五日街にある屋台のワンタン麺が美味しいと評判で、気になっていました。

これは十月初五日街の中ほど、人気のローカル食堂「南屏雅敘」があるあたりの風景。
ここを100mほど奥に進んだ路地の角で、土曜はこんなになっておりました。

イートインのテーブルは人混みで見えないし、キッチンの周囲には50人近い人だかり。
噂に違わぬ人気店です。
店名は「梁慶記」。

驚くべきはこんなショボい路面店が、3年連続でミシュランを獲得しているんです。

これはゼッタイ再訪しなくてはと心に決めておりました。
月曜の15時前ならこんな様子。

ちゃんと座って食べられます。
メニューはというと…。

意外と品数が豊富なのも驚きですが、
人気の雲吞麺がなんと27HK$。
500円で食べられるミシュランの実力はいかに?
ワンタン麺(広東語の発音だと【ワンタンミン】)をオーダー。

着席して待つこと5分。

マカオや香港で食べるワンタン麵はどこで食べても間違いないと思いますが、ここのは本当に優しい味。


挽肉を包んだ雲吞と、ちょっと硬めの細麺のバランスが絶妙。
(11パタカ足して海老ワンタンにすればよかったと少し後悔)
薄味のスープもテーブルに置かれている調味料で、なんぼでも味変できます。
マカオで一番安いミシュランを堪能できました。
*「梁慶記」についての詳しい記事はこちら。「梁慶記」のワンタン麺はマカオで最も安いミシュランかもしれない〜マカオの微妙なグルメ㊻〜
私の帰国便は深夜なので、時間は有り余っています。
腹ごなしにセナド広場を無駄に散歩。

クリスマスの準備も終わっています。

時間潰しにソフトクリームをテイクアウト。

場所はエッグタルトで有名な「マーガレット・カフェ・エナタ」の正面にある「好彩海鮮美食」

なんと鍋をメインとした中華料理の店が、牛雑という煮込み料理と一緒に、CREMIAのソフトクリームをテイクアウト販売しているんです。なんでもありかよ。
*「好彩海鮮美食」のソフトクリームについての詳しい記事はこちら。なぜ海鮮中華屋でソフトクリーム? 「好彩海鮮美食」のCREMIAソフト〜マカオの微妙なグルメ#51&【ソフトクリームLOVE#45】


やっと日が暮れてきて、グランドリスボアの外で一休み。
リスボアカジノのネオンの点灯の時間。

10分後には夕景が夜景に。

マカオに居られるのは残り1時間ほど。
ビバリーヒルズホテル(富豪酒店)の1階のカフェルームで、ブラックコーヒーとパイナップルパン。

カジノで勝っているとこんなに心に余裕があるんですね。
4日間で撮影した画像の整理と、滞在記の文章をまとめる時間が取れました。
19時半になるのを待って、香港に向けて出発です。
路線バスの102Xで港珠澳邊検大樓へ。バスはガラガラでしたが出国ゲートはわりと混雑していました。
越境バスの出発は20:10。
約40分間の道中、車内で向かいに座った香港の男の子とずっとジェスチャーだけで遊んでいました。
変顔は世界共通を確信。
香港口岸での入国審査も凄い列。e道(自動ゲート)ですら10人待ち。
空港行きのバス(B4)に乗れたのが21:10。このバス、本数少なくなくない?
*マカオ→香港空港のバスルートの解説はこちら。~港珠澳大橋横断レポート(マカオ➡香港ルート完全解説)《海外旅行快適化計画⑦》~
意外と時間がかかって、空港の出国審査を抜けたのは22時。

香港エクスプレスの搭乗は23:25頃なのでまだ余裕はあるんですけどね。
今回はプライオリティパスで使える無料ラウンジを利用しませんでした。
理由があって、羽田空港のP5駐車場の駐車券が財布にもバッグの中にも見つかりません。
UO624は23:55に離陸。羽田へは予定より早く4時半頃に到着しました。

東京の朝は雨模様。
駐車券を失くした私は、事前精算機の係員呼びだしボタンを押して紛失の旨を説明し、クルマを出口の2番ゲートに停めるよう指示を受けます。
私の場合、駐車位置の番号とナンバープレートを画像で保存してあったために、極めてスムースにトラブル処理が進みました。
出口に係員の男性が来てくれて、駐車料金が提示され精算機で払って終了。
世の中、リスク管理さえできていれば、不慮の事件でもなんとかなるということですね。


香港・マカオは観光客がだいぶ戻ってきています。
カジノの平場の売上(VIPルーム以外の収入)もコロナ前の2019年の実績を超えたと聞きました。中国人の富裕層の訪問が減っているのは習近平主席の政策の影響ですからね。
以上、次回の渡航は2024年4月末の香港競馬観戦を予定しています。

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