熱闘!海外カジノ・マカオ篇#34《執念が生んだ奇跡。100HK$でも勝って還る!》~2020年1月~

2日目:マカオビール1本が運の尽き?

12日㈰は8時半に起床。
朝食は人気沸騰中と噂の「馬慶康南天珈琲室」。
3番のバスで提督/紅街市で下車。バス停からは徒歩で10分弱。
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ローカル色漂う庶民的な街並みの中に、ポツンと佇む茶餐廳(チャーチャーンテーン)。

外観の画像では分からないと思いますが、店内は怖ろしいことに…。

夥しい人の行列。
なぜ店内に並ばせているのかも意味不明。とにかく中のレジに向かって、客が行列しています。
私が来店した時は運よく5人しかいなくて、2分と待たずに席を確保できました。
そして、皆が頼んでいるのがこれ。

「華田芝士西多脆脆」というフレンチトースト。
普通の香港式のフレンチトーストとの違いは、揚げた食パンの中にチーズが入っていること。
さらに表面にはこっちでは「阿華田」と呼ばれるオバルチンの粉が大量に乗っています。
オバルチンとは日本で言えばミロのような麦芽飲料のこと。その上はチーズでなくバター。
客の8割がこれを頼んでいます。

トーストの熱で、バターとチーズが溶けて、なんだか分からなくなっています。
特に甘いわけでもなく、不思議な味。
これに菠蘿油(パイナップルパン)瓶入りミルクティー


これだけ食べて69HK$(約1,000円)は人気の秘密かも?
*馬慶康南天珈琲室の詳細は、別の記事でご紹介しています。進化形香港式フレンチトーストに大行列![馬慶康南天珈琲室]〜マカオの微妙なグルメ
旧正月が近いからなのか、日曜朝の商店街は結構な人出。

縁起の良さそうな飾りもたくさん売られていました。

さらにこんな看板も発見。

京唄子が甦ったかと思った。
大馬路までバスに乗り、徒歩でセナド広場方面へ。何年かぶりに、セントポール天主堂を見物。

この近所で偶然、通りがかった寺院で今日のカジノでの勝利を祈願。

お願いだから、2万HK$勝たせて~!!

「神に祈って、カジノで賭ける」、これがわたしの生きる道。

有名なエッグタルトの店の裏手で、異彩を放っているソフトクリーム店を発見。
入らずにはいられません。

店名はストレートに「舞伎(まいこ)」。
「こ」の字は「妓」が正解では?

抹茶と焙じ茶のミックスを注文。抹茶とバニラのつもりだったんだけど……。
お値段は32HK$。マカオでもソフトクリームは500円が標準のようです。
*舞伎の抹茶ソフトクリームの詳細は、別の記事でご紹介しています。マカオで抹茶ソフト!?〜「舞伎/Cafe MAIKO」【ソフトクリームLOVE #9】
完全にジャンクフード・トラベル!!



なんか長い1日の途中ですが、まだ13時。
リオホテルに戻り、2階のカジノへ。

迷いなく、ツラ目を忠実に追っているといい感じ。
L字罫線2連発で波に乗ります。
庄(バンカー)13ツラと閒(プレイヤー)7ツラのテーブルに運よく乗っかりました。
最後は少し減らしたものの、10,000→12,500HK$

累計で+
3,300HK$。ここまで約47,000円の浮き。
またしても余裕のお散歩です。

早めの夕食を摂ろうと、16時半にナーチャ廟の裏手、連勝街という通りにあるスペイン料理の店を探しましたが、見つけられず、結果的には水坑尾街まで戻り、昨夜入れなかった「皇冠小館」へ。

相変わらずガチャガチャした店です。そう言えば、2020年のミシュラン・ビブグルマンから外れていたような…。

蝦子撈麺雲呑という定番のオーダー。

竹で打った腰のある麺が、しこしこして美味。
左にあるスープも海老の風味が強くてイケるんです。

そして珍しくマカオビール。

〈ホワイトエール〉という新しいブランド。麒麟麦酒が製造しているので喉越しOK。
ただ、この1本のビールが運命を左右したような…。
会計は211HK$。これで3千円は高いかなぁ。
*皇冠小館についての詳細は、別の記事にて紹介しています。〜皇冠小館の「蝦子撈麵」は本当に美味しいのか?《マカオの微妙なグルメ⑩》〜
17時半にホテルに帰還。GPSを見るとすでに10km以上歩いています。
ホロ酔いのまま、腰にきて仮眠。
起きたら21時半でした。ビールの酔いはほぼ抜けていますが、足腰がだる重〜い状態。首と肩もバリバリで頭もぼんやり。
でもカジノに向かってしまうのが習性といえば習性。
22時よりリオカジノ(利澳娯楽場)

1万HK$バイインで、最初は好調だったんです。
300HK$minのテーブルの9番席に座って、地道にツラ目を拾っていき、すぐに最高
11,700HK$。
23時頃の段階で合計7万円の利益。
もうこりゃ今回の遠征は負けないなと油断したところから、運命が反転しました。
どんどん裏目を引きます。
ツラ目を追うのか罫線のパターンを追うのかが、決められなくなってから調子が狂いました。
対子(ペア)に張ってもこんな時は当たりません。賭けた次の回が対子だったりするのは、暗雲の予兆。
明けて、0時半には10,000→8,200HK$。
▲1,800で累計も+1,500HK$に後退。

徒歩で外港埠頭近くのレジェンドパレス(勵宮娯楽場)へ逃避します。
私の中では勝率が高いと思い込んでいるカジノです。
ここでも1万HK$バイインして、300HK$minのテーブルに着席。
ラテン系の西洋人と中国人のオバちゃん軍団が一緒くたに混じった、まるでマカオ料理のようなバカラ卓でした。
映画「レオン」でジャン・レノに仕事を回すイタリア料理店の店主に似たオヤジが、絞りの中心だったのですが、このお方があまりツラ目に乗ってこない。
ツラを追う私が対抗して、捲りあいになっている間は、6対4レベルでこちらが優勢。店主が去り、その隣りにいたNBAの元スパーズのティム・ダンカン似のスキンヘッドだけが残ったところから、場が一気に陰気になりました。
夜も更けてきているので、ダンカン氏もオバちゃんたちも熱く賭けてくれません。
私だけが張り切って絞っている時間が長く続き、次第に持ち堪えられず負けが込んでいきます。
最初はチョイ浮きだったのですが、負けが▲1,500HK$を超えたところで踏ん張れません。
眠気も襲ってきて、頭も朦朧としています。
やはり夕方のビールが疲れを呼び込んだ?
とうとう累計でもマイナス圏内に。
ブチ切れて席を立ち、深夜で客のいない500HK$minのテーブルを巡回し、単独でカードを捲ります。
こんな時は勝てるはずがありません。無意味に1勝5敗。
結局2,000HK$を吐き出して、最後は手持ち5,000HK$で終了。
勵宮娯楽場だけで5千やられています。
AM2:30。徒歩でリオホテルに戻ります。
なぜかモヤモヤが晴れず、2階のカジノに寄り、性懲りもなく3,000HK$だけチップに換えます。
席につかず、立ち賭けで勝負。
3連敗…。
飛び込み自殺で何回死ねばいいのか?
ここでも1,500HK$減らして、累計はとうとう5,000HK$のマイナス。7万円の負債。
夜23時頃は7万円勝っていたのに…。
最後はバカラに狂ったゾンビのようでした。3時就寝。

3日目に続きます。

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  • コメント ( 5 )

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  1. KazeMakase

    ひが3様
    ご愛読ありがとうございます。
    ほとんどの場合、単独でカジノにおりますので私ではありません。主戦場はリオカジノか萬龍かと思います。
    ローべッターなのでNNチップを買うとしてもリオだけで、付くポイントも大したことがないので利用したことがありません。

  2. ひが3

    いつも参考にして拝見させていただいております。

    私もこの3連休+前泊1日でマカオに行ってきました。
    最近の主戦場は、東方娯楽場、万龍、回力でして、東方では珍しく4、50代前後の日本人の方3名が長い時間バカラとBJをされていたので、もしかしたらKazeMakaseさんかと思いましたが、行かれていないようですので、違うようでした。

    KazeMakaseさんは、NNチップを購入する際は、現金キャッシュバックを選択されるのでしょうか。
    ちなみに今回、東方娯楽場で4000HKDで15HKD相当の引換券が4枚もらい、この4枚で指定した時間に珠澳大橋のボーダゲートに送迎車で送って頂けました。

  3. t.tana

    あのフロア全体が緑金會というんですね!
    知りませんでした。ありがとうございます。

  4. KazeMakase

    エスカレーターを普通に1階ずつ登っていくと4階にある平場のカジノのことです。特に入場制限もありません。ルーレットもありますよ。

  5. t.tana

    グランドリスボアの4階の緑金會って、どのあたりにありますか?