熱闘!香港競馬《2018年香港国際競走 in 沙田競馬場》

《当サイトはアフィリエイト広告を利用しています》

▶ 目次
1.香港での決戦前夜

2.沙田競馬場へのアクセス
3.馬券の予想と購入
4.祭りのあと

ロンジン香港国際競走は12月第2週の日曜に開催

熱闘!海外カジノ・マカオ篇#26からの続きです。
沙田競馬場での3年連続の観戦となりました。
距離別にG1レースが4競走実施され、日本だけでなく欧米や南半球からも、強豪馬や有名ジョッキーが集まる、東アジア最大の競馬の祭典です。
競馬場へのアクセスや会員席への入り方、馬券の購入方法等に、興味を持たれる方も多いと思います。ブログの関係上、時間の経過を追って書いているため、いきなり競馬の話にジャンプしたい場合は、こちらをクリックしちゃってください。



香港での決戦前夜

マカオで寄り道して、香港に戻ってきたのは12月8日の20時。港澳碼頭のある上環から、滞在先のランカイフォンホテルまでは歩いて5分の距離。

こんな外観ですが、なんと33階建て。
センスの良いホテルです。これは1階フロント前の絵画。


4階にある「地上回廊」と呼ばれるゲストラウンジ。装飾やパンダのアートもお洒落。


部屋は2503号室。

ハーバービューのツインルーム。


窓辺にクッションや茶器が置かれていたり、フルーツも用意されていたりと、ホスピタリティを感じます。

土日の2泊で、51,421円(税・サービス料込)は痛いところ。香港のホテル事情の厳しさですね。
香港に着いてから、まともに食べていなかったので夕食に向かいます。
お目当ては銅鑼湾のリーガーデンズにある〈西苑酒家〉。


ジャッキー・チェンがここんちの叉焼(チャーシュー)を気に入って通っていることで有名になった人気店。
ジャッキーのあだ名から大哥叉焼(兄貴チャーシュー)と呼ばれてます。私も同じのが食べたい!!
ハーフサイズ(128HK$)でこんな感じ。八角が効いてて、想像より甘めのお味。

普洱茶を含め4品を注文。

詳細はこちらの記事でご紹介しています。*ジャッキー・チェンも愛した兄貴チャーシュー「西苑酒家」《香港の微妙なグルメ③》
どうやら会社の宴会を隣りの部屋でやっていたため、騒々しくて最悪の環境でした。
メニューも分かりにくく、値段も高いです。この炒飯、これだけで108HK$。1,600円くらいします。
総額で363HK$。約5,200円の夕食となりました。

翌朝は、本格飲茶で有名な「蓮香樓」へ。

ワゴン式のオーダーや洗杯(サイブイ)の作法に、揺るぎがない老舗の風格を感じます。


腸粉や海老焼売など、メジャーな点心と普洱茶をオーダーして、1,000円程度でした。


香港のオールドスタイルの飲茶を楽しめて、有意義な朝ご飯でした。
*蓮香樓の詳細はこちらの記事へどうぞ。香港でオールドスタイルの飲茶を攻略せよ!!「蓮香樓」in上環~《香港の微妙なグルメ⑤》

いよいよ競馬場へ

ここからが競馬のエピソードです。
沙田競馬場は、MTRを3路線乗り継いで、中環から約1時間の距離。

第1レースは12:20、最初のG1レースは14:00からとなりますが、かなり混雑し、席の確保が大変なので開場時刻の11時を目指してホテルを発ちます。
MTR荃湾線の太子駅で降り、観塘線(クントン線)に乗り換え、さらに九龍塘駅で東鐵線に乗り換えます。


東鐵線のホームが、人でごった返しています。さらに、競馬開催時だけの臨時駅・馬場駅へ向かう列車が3本に1本程度のため、表示が分かりづらい。

〈羅湖経馬場〉と書かれた列車が正解です。
競馬場に繋がるMTRもギュウギュウ詰めの大混雑。軽い小競り合いも起こっています。
そんなこんなで10分ほどで到着。


開場間際なんで、例年と同じ人の渦。

入場ゲートで、入場料(10HK$)を八達通(オクトパスカード)で払います。
そして右端にある会員席専用ゲートで、190HK$(約2,800円)を現金で払い、「遊客入場証章」を受け取ります。(画像左)


(おそらく)会員席の証として、記念のキャップがいただけます。今年はネイビー1色。

沙田競馬場は、結構広く10万人を超えるキャパシティ。入ってしまえば、日本の競馬場と変わりません。

ゲート付近にはいつものオブジェ。



奥に進むとパドックが。第1レース前なので、和太鼓のイベントをやってました。

「会員〇〇」と書かれた表示をあてに、さらに奥に進むと、会員専用のフロアに入れます。先程のタグを見せて入場。

ゴール板前の1階スタンドをのぞくと、席は完全にキープされています。
例年どおり、入口右手奥のエレベーターで5階に向かいます。
こちらが会員用のスタンドがあるフロア。

馬券窓口を抜けた飲食スタンドの手前に、スタンド席のチケットが購入できる受付があります。

画像右手がそれ。背後の壁に「LOGES」と掲示されています。
50HK$を払って、指定席を購入。これがタグです。


席からの見晴らしはこんな感じ。


ゴール100mくらい手前の場所。



私が受付したのは11時半くらいで、レースが始まる12時15分頃には満席になっていました。ビッグレースは早めに入りましょう。

さて、馬券の予想と購入

上に見える競馬新聞は、あらかじめ上環のセブンイレブンで買っておきました。競馬場内では新聞が買えないので要注意。とは言え、中国語オンリーだから、あまり役には立たないんですけど…。
馬券はマークシートを使うか、券売機に直接入力して買います。


私はマークシートを塗って、窓口でチェックしてもらいます。絶対、その方が安心。

マークシートの種類や記入の仕方は、こちらの公式サイトでご確認ください。

私の予想と購入結果は以下のとおり。
30~40分置きにレースがあって忙しない。ご飯を食べている暇もありません。
では1R。

平場の1400mのハンデ戦。新聞を見たところで意味不明。馬名は諦めて、騎手名を解読するところから始めます。
モレイラは「莫雷拉」、バートンは「潘頓」で、ボウマンは「布文」と書きます。
ムーアは「莫雅」。日本勢(?)はルメールは「李慕華」、デムーロが「杜満來」
※ここらはホント難しいです。
さらに面倒なのは、馬番が枠順と連動していないという海外レースの特徴。
1番の馬が内枠ではないため、よく出馬表を確認する必要があります。
とにかく、香港のリーディングを争うボウマンとバートンとモレイラの馬連ボックスで各50HK$買うことに。


結果は、⑤番の日本馬スマートシャレード(醒目再臨)が逃げ切り勝ち。
岩田康成が単勝22.2倍の穴を開けました。
そんなのいたんだぁ。
数年前にロードカナロアで香港G1を連勝した岩田です。

迂闊にも見落としておりました。買っておかねば…。
2着にボーマンの⑦が来て、5-7で馬連86.1倍のおいしいレース。(結果論ですが…)

続いて2R。

平場の1200m、短距離戦。沙田競馬場では内枠が有利と言われています。
1番人気の⑤のバートンの馬から、内枠の②⑪⑫に馬連で各40HK$の3点流し。


結果は、10番枠の⑥が5馬身をつけて圧勝。2着に軸で買った⑤が入りました。
意に反して、内枠有利ではありませんでした。
単勝⑥で15.9倍、馬連⑤-⑥で37.7倍でした。

次は3R。

1800mの平場、13頭立てです。2番人気のホワイト騎乗⑧を軸に①、⑫、②に流します。

②、⑩、①の順でゴールを走り抜けます。⑧の姿はありません。完敗。
これでG1前の3レースで、累計430HK$の負債を抱えました。




4R 香港ヴァーズ(芝2400m)
優勝賞金は1140万HK$(日本円で1億7100万円)で14頭立て。日本時間15時ジャストの発馬なので、日本のフジテレビでも生中継されていました。
今年のエリザベス女王杯の覇者リスグラシューが、モレイラ騎乗で出走。


凱旋門賞に出ているという理由で、フランスのG1馬・①ヴァルトガイストが1番人気(単勝4.3倍)の様子。

⑩リスグラシューは4番人気で単勝6.6倍といったところ。香港の地元馬は長距離戦は不利と見立て、予想をたてます。
まずは応援馬券で⑩リスグラシューの単勝を150HK$。


①-⑩の馬連にも150HK$。そして、①と⑩の2頭軸の3連複を②④⑤への3頭流し。

結果は…
⑩リスグラシューがゴール50mで一旦先頭に立つものの、差し返され痛恨の2着!!
香港馬の④エグザルタントが勝利。

このレースで地元の馬が勝つのを、初めて目にしました。④で5.5倍、馬連④-⑩17.5倍。
*配当は、沙田競馬場のものです。
①が着外だったため、3連複も不的中。

5R 香港スプリント(芝1200m)
優勝賞金は1140万HK$(日本円で1億7100万円)で12頭立て。

日本の今年の短距離G1を連勝した⑥ファインニードルが、川田騎手とともに挑戦。ただし香港馬には短距離に強い精鋭が多く、苦戦が予想されるところ。私の予想は1番人気の⑤ホットキングプローンを、3連複軸1頭BOXで10点購入、各50HK$。

結果は…
大本命の⑤が馬群に沈みました。ファインニードル同様、外枠が響いたか?
1着は昨年のこのレースの覇者②ミスタースタニング(2番人気)。軸馬の間違いでした。単勝②で3.6倍、馬連②-③19.7倍。
ここまでで累計▲1,440HK$となりました。

6Rは平場に戻るため、観客の気持ちは休憩タイム。
ハズレ続けていることが、この日の沙田競馬場の寒さをブーストしています。
体感温度は10℃以下。ダウンベストを着ていても冷えてくるため、何か食べることに。


正直、晩飯の食欲に影響するので気乗りしませんが、やむなくカレーライスとミルクティーを入手。

6Rは平場の1600m。

沙田競馬場のマイル戦は外枠有利という情報を掴み、①のモレイラの馬を含めた外枠3頭との4頭BOXで馬連を購入。

結果はモレイラの①は1着入線も、2着に買っていない伏兵の⑫が入り、③は3着。ツキがない時の、1着・3着です。
単勝①で5.7倍、馬連①-⑫40.5倍。いよいよG1レースも残り2戦。

7R 香港マイル(芝1600m)
優勝賞金1,425万HK$(日本2億1,375万円)の14頭立て。

日本からはG1馬3頭が参戦。デムーロの②ペルシアンナイトやルメールの④モズアスコットにも注目が集まる一方で、 香港馬の①ビューティージェネレーションが相当強いという噂(単勝は1.4倍)



①を1頭軸で3連複のヒモ5頭BOXで各20HK$を10通り。そして、5Rのスプリントのホットキングプローンのように消えた場合に備えて、ヒモ4頭の馬連BOXを各50HK$。
負けを取り返すために、こねくり回した馬券の買い方を始めたのは、悪い兆候?
結果は…
①ビューティージェネレーションが大差の圧勝、そして2着に日本のヴィブロスが!!
根っからの巨人ファンのため、大魔神・佐々木主浩オーナーの所有馬を買うのに抵抗があります。ヴィルシーナやシュヴァルグランの活躍にも泣かされてきました。

今回も佐々木オーナーの馬を買い目から外して、煮え湯を飲まされた格好。反省がありません。
単勝①1.4倍、馬連①-⑭10.1倍。*すみません、香港のオッズはもっとついていたような?
いよいよ最後のG1です。

8R 香港カップ(芝2000m)
優勝賞金1,596万HK$(日本2億3,940万円)、9頭立て。一昨年、日本馬のモーリスが快勝したレース。
①サングレーザーや⑨ディアドラといった日本のG1馬が自信満々の出走で、少頭数になったという話。宝塚記念2着のワーサーも出走を回避。単勝も日本馬から売れています。


すでに日本円で3万円近く負けていて、馬券にも工夫が必要。
3連単(三重彩)に珍しく手を出します。

フォーメーションで、1着と3着に日本の人気馬①⑨を固定し、2着に他国の馬を4頭入れた8通りを各60HK$。

日本馬が消えた時の保険で、ヒモの馬連BOXを各20HK$買い足しました。

そして、最後の勝負の結果は…。
伏兵⑧グロリアスフォーエバーがまさかの逃げ切り勝ち!!
2着には②タイムワープが粘ったように、私には見えました。
正直、⑧→②で決まったと思い、ガッツポーズ。
手元のオッズでは馬連198倍。20HK$持っています。
すわっ、日本円で5万6千円の払い戻しか??
しかし、神は私を見捨てていました。
写真判定の結果、ゴール前急襲した⑨ディアドラが、意地の2着入線。
私の期待も香港の風の中で萎みました。
*実際は1/4馬身も差があったらしいです。単勝⑧7.8倍、馬連⑧-⑨10.5倍。
まったくセンスの欠片もありません。
8レース全滅で▲2,660HK$の敗北です。

祭りのあと

往きよりもさらに混雑した東鐵線で、人の渦に揉まれながら上環のホテルに戻ります。
少し眠って、21時過ぎに食事に出かけます。身体が冷えたため、腰も重い状態。
ここは辛いものでも食べて、内臓から温めましょう。
夕食は再び銅鑼湾に向かいます。
昨夜の「西苑酒家」があるリーガーデンズの近くにあるお店です。
海老チリで有名な〈南北楼〉、別名「レッド・ペッパー・レストラン」。

ブルース・リーの遺作「死亡遊戯」で登場した店として有名です。
大ぶりの海老を、よく焼けた鉄板の上にドバッーとかける海老チリは圧巻。


珍しく青島ビールを頼み、炒飯と棒棒鶏で、最後の香港の夜を楽しみました。

心は打ち拉がれたままですが…。
ビールの軽い酔いにまかせて、早めにベッドに入ります。最終日はカラダが元気だったら、天壇大仏があるランタオ島に向かう予定。


12月10日㈪。天気が芳しくありません。今にも雨が落ちてくる気配です。
ランタオ島は中止。朝食は後にして、文武廟を参拝するため、10時前に部屋を出ます。



ホテルから歩いて5分の場所にありました。荷物を片づけて11時には、チェックアウト。
朝昼兼用の食事は、インスタ映えする点心が有名な〈YUM CHA 中環店〉。
上環駅のE出口からもすぐの場所。南豊ビルの2階(日本なら3階)にあります。


詳細はこちらの記事でご紹介しています。*フォトジェニックな新感覚の点心「YUM CHA中環店」《香港の微妙なグルメ④》
そのまま中環のPMQ等を観光し、時間を潰します。
午後の目的は、スリッパ専門店の「先達商店」。佐敦にあるその店の女性店主が凄い美人という情報があったため、お土産の購入を兼ねて見物しておこうと思い、MTRで向かいます。
14時開店ということで店前で待機していたのですが、10分待っても開店しなかったため、あっさり断念。
ネーザンロードからA21のバスで、空港を目指します。16時に空港に到着。
プラザ・プレミアム・ラウンジでコーヒー等をいただき、離陸まで休憩。香港エクスプレスの18:00発のUO32便で、日本へ帰国。

大仏観光はしなかったものの、体力的にヘトヘトな旅でした。普段、競馬場に行かないため、予想して馬券を買ってという行為を一日中繰り返すのは、脳とカラダのエネルギーを想像以上に消費するのでしょう。
ディアドラが2着に飛び込んでこなかったら、笑顔で帰ってこられたのに…。

こんな記事も読まれています。

  • コメント ( 2 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. KazeMakase

    先週、朝日杯の馬連94倍をしとめたので、無問題です。来年はご一緒しましょう。

  2. ハマトラ

    こんにちは。
    マカオ・香港の旅 お疲れ様でした。
    この場所は交通機関など全て把握されてますね。
    マカオ勝利 おめでとうございます。
    香港の競馬は残念でした。
    私も競馬やられてます。トホホ。
    来年は是非にご一緒させて下さい。
    よろしくお願いします。